ハッピーセット「ポケモン」初日、転売対策の効果は? メルカリ大量出品に「こんなぬるい対応じゃ無理」の声
マクドナルドが8月8日から販売開始したハッピーセット「ポケモン」で、早くも転売問題が発生しています。前日にメルカリとの転売対策を発表していたにもかかわらず、発売当日からメルカリには大量の転売品が出品される事態となっています。
一定評価も「こんなぬるい対応じゃ無理」の声

マクドナルドが8月8日から販売を開始したハッピーセット「ポケモン」をめぐり、転売問題が早くも発生しています。同社は前日の7日にメルカリとの転売対策を発表していたにもかかわらず、発売当日の午前中からメルカリには大量の転売品が出品される事態となり、ファンからは「また同じパターン」「対策の意味がない」といった失望の声が相次いでいます。
8月8日午前中現在、メルカリには4種のポケモンハッピーセットのコンプリートセットが1000円から1600円ほどで大量に出品されており、転売対策の効果を感じにくい状況となっています。
マクドナルドは7日、メルカリとの取り組みについて「発売前後の注意喚起や権利侵害品対策などの取り組みを実施する」と発表していました。具体的には、マクドナルド側が商品情報の提供や注意喚起を行い、メルカリ側が利用規約違反への対応や悪質な出品の削除を行うとしていました。また、8月9日、10日、11日の3日間限定で実施されるポケモンカード2枚セット配布時には「ひとり5セットまで」という購入制限も設けるとしています。
しかし、実際の転売状況を目にしたファンからは厳しい批判の声が相次いでいます。
「メルカリで普通にマックのハッピーセット転売してるやん」「また始まった。メルカリの対策するする詐欺」といった声からは、失望感が読み取れます。
特に多くのファンが言及しているのが、過去の類似事例との比較です。「Switch2の時だって結局は任天堂が対策してたやんか」「スイッチ2も転売され放題だった。やっている姿勢を出しているだけ」といったコメントからは、企業の転売対策に対する不信が見て取れます。
また、メルカリ側の対応についても「営利目的の転売商品は削除する、て明確にしてしまえばいいのよ。注意だけじゃ効果ない」といった厳しい意見が寄せられています。
一方で、今回の取り組みについて一定の評価を示す声も見られます。企業が転売問題に向き合う姿勢や、何もしないよりはマシといった意見もあり、転売対策の難しさを理解する向きもあります。
今回の事態は、企業間連携による転売対策の限界を浮き彫りにしています。発表された対策が実際の転売抑制にどの程度効果を発揮するのか、また週末のポケモンカード配布時にはどのような状況になるのか、引き続き注目が集まっています。
(マグミクス編集部)