発売40周年『スーパーマリオ』大人が忘れがちな「あるある」 みんな「記憶にない面」がある?
慣れていても失敗して「即死」!

亀の敵キャラ「ノコノコ」に羽が生えた「パタパタ」は、やっかいな敵のひとつです。2匹のパタパタが迫ってきたら、タイミングよく2連で踏みつけるか、跳ねるパタパタを見計らい足元をくぐるなどの対処法がありますが、踏みつける場合はタイミングよくジャンプしないと2匹目を踏めずにミスしてしまいます。下をくぐる場合も同様で、タイミングを見誤るとミスにつながります。
また、ジャンプ台で大ジャンプをしようとしても、ボタンを押すタイミングがずれると小ジャンプとなり、谷底に落ちていくパターンも「あるある」です。このように、『スーパーマリオ』はジャンプのタイミングとリズムが重要なゲームで、慣れていても時にはミスしてしまう難しさがありました。だからこそ、何度遊んでも手応えや面白さがある、優れた設計のゲームだったといえるでしょう。
ゲーム偏差値の低い親は冒頭の「クリボー」で死ぬ
当時の子供たちは『スーパーマリオ』に限らず、あらゆるゲームをプレイしているため、「得体の知れないものが向かってきたら避ける」という危機管理が刷り込まれていました。説明書を読まなくても、ゲーム冒頭のクリボーくらいは「ジャンプでかわす」のだろうとすぐにわかるものです。
しかし、戯れでファミコンに興味のない親をそそのかしてプレイさせると、十中八九クリボーに向かって突撃します。家の絶対権力をもった親が、ゲームのなかで情けない醜態を晒すことにゲラゲラ笑った人もたくさんいたことでしょう。
(南城与右衛門)





