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「甲子園」中止の今こそ『栄冠は君に』で遊びたい。PS2の高校野球シミュレーション

自分の出身校を選んでプレイすれば感情移入できるが……

PS2用ソフト『栄冠は君に 甲子園の覇者』
PS2用ソフト『栄冠は君に 甲子園の覇者』

 筆者はシリーズ作の『甲子園への道』(2000年7月発売)と、パート6となる『甲子園の覇者』(2001年8月発売)を実際にプレイしてみたのですが、自分の出身校で、野球の名門でもなんでもない普通の公立高校を選んだオカゲでひと苦労。甲子園に出場することがいかに難しいかをバーチャルの世界ながらかみしめている次第です。

 ちなみに「甲子園への道」編では、自分の母校でも5年間、練習試合を重ねて指導した結果、春夏の連覇を果たすほどに成長させることができたのですが、「甲子園の覇者」編では、あまりに現実感のない前作の設定を制作サイドが反省したからか、ランキングが上の高校に勝つのは至難の業。ほとんどが県大会ベスト4どまりで甲子園出場まで8年の月日を要しました。

 監督として与えられた10年間(「甲子園への道」では7年間)のなかで、チームを育成し、甲子園での優勝を目指すというゲームですが、やはり痛感させられるのが、筆者が卒業したような普通の公立高校と強豪校との実力差。加えて題材が高校野球ゆえ、せっかく育てた選手も3年で卒業してしまう(なぜか女子マネージャーはいつまでも卒業しませんが……?)点も難しいポイントとなっています。

 またゲームには「伝統継承」というシステムがあり、先輩から能力をある程度引き継ぐことができるのですが、ランクEの高校をある程度の強豪校まで育て上げるには、かなりの時間と根気が必要となります。

 もちろん最初からAランクの強豪校を選べば、初年度から「春」「夏」の甲子園で連覇も可能なのですが、やはり思い入れのある母校でゲームをプレイし、勝利した時は感動もひとしお。現実世界でも来年こそは新型コロナウイルスの感染が収束し、高校球児の試合に胸を熱くし、感動する日が訪れることを今から願ってやみません。

(渡辺まこと)

【画像】90年代から愛される甲子園ゲーム『栄冠は君に』シリーズ

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