【漫画】孤独な娘が呼び出した“父親の霊”「振り向くな」背後から見守り…結末に涙
行方不明の父親を「死んでるんじゃない?」と言い、恋人の男性のもとへ向かう母親。そして家にひとり残される日々を送っていた少女は「降霊術」の方法を知り、父親の霊を呼びました。そして背後に現れたのは……。花乃軍さんのマンガの結末が涙を誘います。
“父親”に背後から見守られ、大人の女性になった娘は…
行方不明の父親を「死んでるんじゃない?」と言い、恋人の男性のもとへ向かう母親。そして少女・愛衣は食事も十分に与えられず、家にひとり取り残されました。そんな日々を送っていた愛衣は、死者の霊を呼び出す降霊術の方法を知り、父親の霊を呼びました。そして背後に現れたのは……。
花乃軍(かのいくさ)さん(@k193com)による創作マンガ『いつもうしろにいるパパの話』がTwitterで公開されました。“父親の霊”に見守られながら生きる娘の物語の結末に、読者から「素敵」「泣いた」「ホラーかと思ったらいい話だった」「ふたりはまぎれもなく親子だ」などの声があがりました。
作者の花乃軍さんに、お話を聞きました。
ーー花乃軍さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
小学生の時にとあるアニメを見て、とても面白くて初めて単行本を買ってもらい、そこからマンガをたくさん読むようになりました。読むうちに「自分もこんな楽しい世界を描いてみたい!」と方眼ノートに見よう見まねで描き始めたのがきっかけです。
ーー『いつもうしろにいるパパの話』のお話はどのようにして生まれましたか?
最初はオカルトが強めの全く違うマンガでした。もっとオカルト要素を柔らかく、現代で誰もが身近にあるものを取り入れたいな、と思ってできたのが、少女・愛衣と“パパ”という血のつながらない親子の関係でした。非現実的ですが、「こんなつながりがあってもいいのではないか」と強く思い、今の形にまとまりました。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「泣いた」とおっしゃってくださった方がとても多く、ありがたかったのですが、一番印象に残ったのは「彼らは間違いなく親子だ」というご感想です。愛衣たち親子の関係を受け入れてくださるお言葉が、とてもうれしかったです。
ーー「ジーンピクシブ」にて連載中の『乙ゲーにトリップした俺♂リロード』について、単行本2巻が2021年5月27日に発売予定です。お話のあらすじや見どころなどをご紹介いただけますか?
今作は前作『乙ゲーにトリップした俺♂』の続編になっており、乙女ゲームにトリップした男子大学生・乙谷乙成が、一度クリアした乙女ゲームをやり直すというストーリーです。
2巻は2周目による新攻略キャラの登場、また1周目と違う行動をとってしまうことにより主人公にピンチが訪れます。シリアスな場面もありますが、ベースはコメディマンガですので、ぜひ気軽に楽しんでいただけたらうれしいです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
「読者の方に楽しんでいただけるマンガ」を目標に、まだ描いたことのないジャンルにも積極的に挑戦していきたいです。
(マグミクス編集部)