「なろう系」作品の元祖って? 異世界転生・転移、チートキャラ、ハーレム…
ネット上でよく使われる言葉「なろう系」。小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿された作品のことで、おもに“異世界転生・転移”や“主人公が最強(チート)”、“ハーレム”などの要素を含んだ作品を指します。今でこそ多くのアニメやマンガで見られる設定ですが、“元祖なろう系作品”にはどのようなものがあげられるのでしょうか?
『ログ・ホライズン』は元祖「なろう系」?
みなさんは「なろう系」という言葉を耳にしたことはありますか? もともとは日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿された作品のことを指します。明確な定義はないものの、おもに“異世界転生・転移”や“主人公が最強(チート)”、“ハーレム状態”などの要素を含む作品が「なろう系」と呼ばれるように。最近では『転生したらスライムだった件』、『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』など多くの作品がアニメ化されています。「元祖」的な位置にいる“なろう系作品”には一体どのようなものがあげられるのでしょうか。
※この記事では、物語のネタバレに関わる記載があります。
“元祖なろう系作品”について、ネット上で最も多く寄せられていたタイトルは『ログ・ホライズン』でした。同作は橙乃ままれ先生によるファンタジー小説で、2010年4月より「小説家になろう」にて連載がスタート。累計発行部数は既に160万部を突破しており、2013年10月にはアニメ化も実現したほどの人気作品です。
ストーリーは、“人気オンラインゲームで遊ぶ数万人のプレイヤーが、ある日突然ゲームの舞台に酷似した異世界に囚われてしまう”という内容。“異世界転移もの”を代表する「なろう系」として、今でも多くの人たちから支持を集めています。
また2011年4月から「小説家になろう」で投稿が開始された『異世界迷宮で奴隷ハーレムを』も、異世界に転移した主人公・道夫が“ハーレム生活”を送るために冒険する物語。“異世界転移+ハーレム+チート”の要素が組み合わさっているので、“元祖なろう系”と言えるかもしれません。
他にもさまざまな候補があがっており、ネット上では「主人公がチートキャラの作品といえば『Dr.スランプ』のアラレちゃんでしょ。知名度的にも時代的にも“元祖”の名にふさわしいんじゃないかな」「『オズの魔法使い』が“なろう系”のはじまりだと思う。主人公が竜巻に飛ばされて『オズの国』に迷い込むのは、ある意味“異世界転移”だよね」などの声が見られました。
最近流行している“なろう系”作品だけではなく、“元祖”としてあがった名作にも触れてみてはいかがでしょうか。
(マグミクス編集部)