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『キングダム』のかませ犬になった個性豊かな武将3選 髪型の割にあっさり負けた哀しき男も

古代中国の春秋戦国時代を舞台にした大人気漫画『キングダム』。同作には多くの豪傑が登場しますが、彼らをより強く輝かせるため、あっけなく負けてしまった武将も存在します。今回は、そんな「かませ犬」になった武将たちを紹介します。

キャラ濃すぎなのにあっさりと負けてしまった武将たち

破壊の渉孟が王騎に瞬殺された『キングダム』第14巻(集英社)
破壊の渉孟が王騎に瞬殺された『キングダム』第14巻(集英社)

 古代中国を舞台にした歴史バトルマンガ『キングダム』には、物語を盛り上げるために、「かませ犬」として登場した武将が多数存在します。今回は負け役になった、個性豊かな武将たちを紹介します。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

※キャラや固有名詞の常用外漢字の部分はカタカナ表記にさせていただきます。

●王騎に瞬殺された「破壊の渉孟」

 まず紹介したいのは、趙国将軍・渉孟(しょうもう)です。馬陽の戦いで登場した渉孟は、「破壊の渉孟」と呼ばれるほどの武に秀でた猛将です。しかし、その勇ましさとは裏腹に、頭頂部だけ残した髪を三つ編みにした髪形、太りすぎて首に埋まったあごという個性的な見た目をしています。渉孟は、この個性的な見た目から、鱗坊(りんぼう)ら秦軍の武将から「豚」と呼ばれ挑発されています。

 王騎軍の軍長から「強さは底が知れない」と言われるほどの戦いを見せた渉孟は、山中に誘い込んだ王騎を迎え撃ちます。しかし、いざ王騎の前に立った渉孟は、その迫力に圧倒され、矛を振るうこともできずに倒されました。

 王騎に打ち取られる寸前に彼が発した「あ」という短い声からは、自分が「かませ犬」だったことに気付いたかのような、何とも言えない哀しみを感じました。

●偽りの大将軍? 救国の英雄・劇辛

 続いては、燕の英雄・劇辛(げきしん)です。かつて、金目当てで祖国・趙から燕に移った俗物ですが、そのまま趙に残っていれば三大天になれたとも言われる才人です。「劇辛」と言う名前によく似合う、眉毛、目尻、口角が吊り上がった燃えるような容姿をしています。

 燕と趙の戦いで登場した劇辛は、ホウ煖(けん)と一騎討ちを行います。これまで「武神を名乗る求道者」を何人も倒してきたという劇辛は、自信満々で武神を名乗るホウ煖と打ち合いました。しかし、劇辛はホウ煖が片手で振り下ろす矛を押し返せず、そのまま斬られてしまうのです。

 燕では英雄と呼ばれている劇辛ですが、ホウ煖からは「偽物」と断じられていました。金のために祖国を捨てた彼には、ホウ煖が求める「想いを背負って戦う大将軍の力」が宿っていなかったことが分かります。死ぬ直前まで自分が「本物」だと思い込んでいた劇辛には、哀れみを感じました。

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