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36周年・色あせぬドラクエの魅力を『4コママンガ劇場』に再発見!

読者も作者もみんなファン、貸し借りしあうから『4コママンガ劇場』は面白い!

『ポケットモンスター 4コママンガ劇場』第4巻(エニックス)
『ポケットモンスター 4コママンガ劇場』第4巻(エニックス)

『ドラクエ』のアンソロジー作品として産声をあげた『4コママンガ劇場』は、その後『スターオーシャン』『ヴァルキリープロファイル』などのエニックスのゲームタイトルも登場します。また、任天堂をはじめとした他メーカーのゲームタイトル『星のカービィ』『ゼルダの伝説』『ポケットモンスター』、『モンスターファーム』『テイルズ』シリーズなどの多数のタイトルが展開されていきました。

 さらに、『Kanon』や『To Heart』と言った恋愛ゲーム、NHK Eテレで放送されていた『おじゃる丸』を題材にした単行本も刊行されました。

 さまざまな垣根をこえ、幅広いジャンルのファンを魅了していく躍進を見せるのですが、2006年頃にブームのピークを迎えることになります。

 いつの間にやら見かけることのなくなった、エニックスの『4コママンガ劇場』。アラサー以上のゲームファンであれば、何がしかの作品に見覚えがある方も多いのでは……と、推測できるのは、本シリーズがひんぱんに「貸し借り」される特色を持っていたからではないでしょうか。

 ストーリーに連続性のない『4コママンガ劇場』は、とっつきやすく、読者が題材のゲームにさえ触れていれば、それが何巻の何ページであっても気軽に読むことが可能です。そのうえで、同じゲームのファンだからこそ『4コママンガ劇場』は皆で読む方が面白いのです。ゲームが友達同士のコミュニケーションツールとして語られる時、『4コママンガ劇場』は、その一側面を担う架け橋にもなっていました。

 もっといえば4コマを手がける作家も、また、そのゲームのファンなのです。読者が魅了されることはもちろん、同じゲームを通じて、作家との距離感をも身近に感じられる、親近感にも似た魅力がありました。作家自身が元「ドラクエ4コマファン」であり、読者投稿企画「4コマクラブ」からデビューした例が多かったことも、理由のひとつでしょう。

「ドラゴンクエストの日」を記念して、久しぶりに実家の本棚を隅々まで探してみることも面白いかもしれません。色あせぬ魅力を『4コママンガ劇場』のなかにも発見できるのではないでしょうか。

(ふみくん)

【画像】ドラクエ以外も好きだった!エニックスの『4コママンガ劇場』(9枚)

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