発売から10年「Wii U」は黒歴史だけじゃない? ゲーム業界を揺るがせた任天堂ヒット作3選
ステージ自作で大いに盛り上がった「マリオ」シリーズ異色作

●『スーパーマリオメーカー』(2015年)
スーパーマリオの生誕30周年を祝うべく制作された『スーパーマリオメーカー』は、その名の通り、「プレイヤー自身が自由自在にコースを作成できる」点が最大の特徴です。ゲーム内の制作ツールを開けば、「マリオ」シリーズでおなじみのギミックや敵キャラを好きなように配置可能。「辺り一面をクリボーやノコノコが覆い尽くす」「画面外からキラーの雨が飛んでくる」……などなど、プレイヤーのアイデア次第で魅力的なステージを自作することができました。
自分で制作して楽しむタイプのゲーム作品は過去にも任天堂からリリースされていましたが、「横スクロールアクションのスーパーマリオを作成できる」という点において、本作は唯一無二の存在感を放っていました。
そのおかげもあってか、『スーパーマリオメーカー』を取り巻くコミュニティは、ネットワークを介した自作コース配布機能を中心に活性化。その後はプラットフォームの垣根を超え、3DSならびにSwitchでも発売される運びとなりました。
(龍田優貴)