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『星矢』サガが教皇に選ばれていたら…アテナを赤子のうちに殺害?

ギリシャ神話の女神アテナに従い、地上を守る「聖闘士(セイント)」の活躍を描く人気マンガ『聖闘士星矢』。アテナに仕える教皇シオンは、後継者として射手座のアイオロスを選び、選ばれなかった双子座のサガに殺害されます。もし、シオンがサガを選んだらどうなっていたでしょうか。

シオンに人を見る目がなかったら…

「聖闘士聖衣神話EX ジェミニサガ&カノン ~ORIGINAL COLOR EDITION~」(BANDAI SPIRITS)
「聖闘士聖衣神話EX ジェミニサガ&カノン ~ORIGINAL COLOR EDITION~」(BANDAI SPIRITS)

 1986年に連載開始され、2024年の現在までに5000万部を超える大ヒットを記録した少年マンガ『聖闘士星矢」。ギリシャ神話を題材とした壮大な世界観や、星座をモチーフとした鎧「聖衣(クロス)」、人間の内に眠る小宇宙(コスモ)を爆発させて奇跡を起こす戦闘描写などが人気を博して、世界的に話題となった人気作品です。

 13年前、女神アテナを補佐する教皇シオンは、後継者として、射手座の黄金聖闘士アイオロスを選びます。しかし、それは選ばれなかった双子座のサガの心に潜む悪を刺激し、サガはシオンを暗殺して、教皇に成り代わってしまいました。

 シオンがサガを選ばなかったのは「サガは正しく振る舞っているが、内心に不気味なものを感じた」からです。もしシオンに人を見る目がなく、サガが教皇になっていたらどうなっていたでしょうか。

 サガは善悪両方の心を持ち、善の部分は「正しい聖闘士でありたい」と願い、悪の部分は「最強の聖闘士である自分が、女神アテナを殺して大地の神となる」と考えています。

 どちらかと言えば、悪の心が優勢であり、悪の心が前面に出ている時に、善の心がそれを止めることは難しいようです。従って、悪の心に気づかれずに教皇になったとしても、それでサガの逆心が収まることはないものと思われます。

 今回は「シオンには人を見る目がない」という仮定なので、サガの悪心には誰も気づきません。サガは教皇になった後、それほど時間をかけず、計画的にアテナを殺害するでしょう。アテナが成長して、赤子ではなくなったなら、その小宇宙は聖闘士なら誰でも感知できるほど強大になるでしょうし、そうなったら暗殺など不可能でしょうから。

 サガの悪の心は「勝利をもたらす女神ニケの化身である黄金の杖と、あらゆる攻撃を防ぐアテナの盾があれば、ポセイドンやハーデスと伍して地上を支配する大地の神になれる」と考えていました。

 ではアテナを殺せば大地の神になれるのでしょうか。

【画像】えっ、顔コワっ! 邪悪が解放された「サガ」を見る(4枚)

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