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「いや~」な描写でファントラウマ… 前作までと方向性違い過ぎた『MOTHER3』

ついにNintendo Switchで配信が開始された『MOTHER3』。人気シリーズの最新作なので歓喜の声があがると思いきや、悲鳴のような声すらも聞こえてきます。本作はプレイヤーにどのようなトラウマを与えてしまったのでしょうか?

まさしく「トラウマRPG」な『MOTHER3』の魅力と恐ろしさを解説

『MOTHER』シリーズらしく、ドット絵のポップでかわいらしいグラフィックは健在。ただしストーリーは真っ黒 画像は任天堂公式サイトより
『MOTHER』シリーズらしく、ドット絵のポップでかわいらしいグラフィックは健在。ただしストーリーは真っ黒 画像は任天堂公式サイトより

※この記事には『MOTHER3』のネタバレになりうる内容が含まれています。

 2024年2月22日に、「ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online」で『MOTHER3』が配信開始され大きな話題となりました。

『MOTHER3』は2006年に発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト。糸井重里氏が手掛ける『MOTHER』シリーズ最新作であり、かつ最終作になると思われる一作です。なお、これでNintendo Switchで『MOTHER』シリーズがすべて遊べるようになりました。

『MOTHER』シリーズはその独特な世界設定で大きな支持を得ている作品です。RPGといえば中世(厳密には近世)ヨーロッパ的なファンタジー世界が定番ですが、『MOTHER2 ギーグの逆襲』まではアメリカのような世界が舞台になっています。戦う敵も単なるモンスターではなく、人間や動物、あるいは宇宙人だったりするのです。

 ファンが多いのはもちろんですが、ゲーム業界に与えた影響も大きい作品といえます。インディーゲームとして大人気な『Undertale』は紛れもなくこのシリーズから影響を受けていますし、それこそ「MOTHERライク」なゲームも山ほどあるのですから。

 そんなわけで『MOTHER』シリーズは愛されているゲームなのですが、『MOTHER3』だけはファンからもちょっと特殊なものと扱われています。なぜなら、本作は「トラウマゲー」といえる作品となっているからです。

 おそらく『MOTHER3』をプレイしていない人は「ほのぼのした雰囲気に見えるのになぜ?」と思うかもしれません。実は『MOTHER3』はたしかに前作からの続きではあるものの、明らかに作品の方向性が異なるのです。

 ところで、アゴタ・クリストフによる小説『悪童日記』をご存じでしょうか。糸井重里氏はこの作品に影響を受け、『MOTHER3』の主人公の名前を決めたそうです。しかしこの小説は、戦時下の混乱、人間の醜さ、世の不条理を描いています。……この時点でもう何となく察した人もいるのではないでしょうか。

【画像】超トラウマ…… これが衝撃シーンてんこ盛りな『MOTHER3』のプレイ場面です(4枚)

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