情報解禁前に公式が“ポロリ”? 正体がモロバレしちゃった“やらかし事件”3選
まだ作品を見ていない人にネタバレをしないよう、配慮するファンはたくさんいます。しかしときには公式がとんでもないネタバレをしてしまうこともあるでしょう。キャラクターの正体がうっかりバレてしまった3作品を紹介します。
それともファンの勘が良すぎただけ?
![「お菓子の魔女」の正体が情報解禁前にバレてしまった。画像は『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』キービジュアル (C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion.](https://magmix.jp/wp-content/uploads/2025/02/250227_kousikinetabare_01-213x300.jpg)
SNSなどで感想を気軽に発信できる昨今、ネタバレ防止の配慮が当たり前となりつつあります。特に「謎のキャラクター」が出てくる作品では、正体に関する情報解禁タイミングに気を遣っているファンも多いでしょう。しかし、ときには、「バレバレすぎて公式は正体を隠す気がないのでは?」と突っ込みたくなる事例もありました。今回はそんな、公式がやらかした正体バレをご紹介します。
※以下、キャラクターの正体に関する重要なネタバレが含まれるので、作品未視聴の方はご注意ください。
まずは『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』に登場した「百江なぎさ」です。TVアニメ版には登場しなかったキャラクターで、公式サイトでは「新たに現れた魔法少女」として紹介されました。
しかし、かつて魔法少女の「巴マミ」と戦った「お菓子の魔女」と似たモチーフがあしらわれていたことや、キービジュアルでマミの隣にいたことなどから、正体に気付くファンが続出します。
さらに公開当時一部の映画館で販売された「スペシャルポップコーンセット 百江なぎさセット」のフレーバーが、お菓子の魔女の大好物と同じチーズだったことが決定的な証拠になりました。
公開前からファンが予想していた通り、なぎさの正体はお菓子の魔女です。それでも『叛逆の物語』ではTVアニメ版とは異なり頼もしい味方として活躍しました。
続いては『機動戦士Ζガンダム』の「クワトロ・バジーナ」です。別名を名乗っているものの、その正体は前作の『機動戦士ガンダム』にも登場した「シャア・アズナブル」でした。赤い機体やパイロットスーツ、同じ声優などシャアを思わせる特徴が多いものの、作中では正体を隠しています。ただし第1話のEDで役名が「シャア・アズナブル」と表記されたため、視聴者には正体がバレバレでした。
ちなみに現在も作品公式サイトでは「シャア・アズナブルと呼ばれた男」として紹介されており、本編視聴前でも正体が分かってしまいます。しかし最近では『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』を機にシャアを知り、歴代作品を視聴する世代も増えてきたため、周囲にうっかりネタバレをしないようご注意ください。
アニメだけでなく、特撮作品でも初登場時から正体バレバレのキャラクターがいました。例えば『機界戦隊ゼンカイジャー』の「ハカイザー」です。30話目から登場した正体不明のキャラクターで、圧倒的なパワーで主人公の「五色田介人」たちの前に立ちはだかりました。しかし胸元の赤いラインをよく見てみると、漢字で「父」と書かれているように思えます。このことから、「正体は介人の父親では?」と視聴者たちは考察していました。
その後もあくまで正体不明のキャラクターとして描かれ、素顔が明かされたのは34話目です。頭を覆っていたマスクが消えて介人の父親である「五色田功」の顔が現れる、という衝撃的な展開になるはずでしたが、視聴者たちは「やっぱりそうだった」と反応していました。
たとえ初めから正体がバレバレでも、本編内で予想外のネタばらしをする可能性も残っています。ストーリーにどう絡んでくるのか期待しながら、正体不明キャラを追いかけてみてはいかがでしょうか?
(ハシビロコ)