40~50代が“待ちきれない”2025夏アニメ 「90年代っぽい」「イエモン好きにもうれしい」の声
多くの春アニメが最終回を迎え、夏アニメの放送が目前に迫ってきました。今期は80本以上の作品が放送される予定で、なかには40代から50代が懐かしさを感じるような作品もあります。
若かりし頃に夢中になった作品も

続々と2025年春アニメが放送を終え、夏アニメの放送が目前に迫ってきました。今期は歴代の夏クール史上で最も多くの作品が放送され、『タコピーの原罪』や『光が死んだ夏』といった期待の新作アニメも多いです。そのなか、40代や50代にとって懐かしさがこみ上げてくる作品も放送を控えています。
●『地獄先生ぬ~べ~』
1996年から1997年まで前作アニメ放送されて以来、約30年ぶりに新作アニメが放送される『地獄先生ぬ~べ~』(原作:真倉翔/作画:岡野剛)は、童守小学校に赴任した「鬼の手」を持つ教師「鵺野鳴介(通称:ぬ~べ~)」が、妖怪や悪霊から生徒たちを守る物語です。
原作は1993年から1999年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、ホラーやラブコメなど多様な要素を含んだストーリーが幅広い世代を魅了しました。40代や50代にとっては10代から20代の頃に夢中で読んでいた作品だけあって、懐かしさがこみあげてくるのではないでしょうか。
前作アニメから続投して、ぬ~べ~役を置鮎龍太郎さん、「玉藻京介」役を森川智之さんが演じる点も魅力です。また新キャストに対しても、PVを視聴した人からは「旧アニメに声が寄せられていて違和感がない」などの声があがっていました。
アニメ『地獄先生ぬ~べ~』の初回はテレビ朝日系にて7月2日23時15分から2話続けて放送され、以降は毎週水曜日夜23時45分からテレビ朝日系全国ネット「IMAnimation W」枠で放送されます。
●『新星ギャルバース』
オリジナルアニメ『新星ギャルバース』は、聖なる星「マザープラネット」が消滅した宇宙を舞台に、マザープラネットの破片から誕生した「ギャルバース」が、悪の組織「宇宙終末協会」と戦いながら銀河の真実に迫っていく物語です。
同名のNFTプロジェクトをもとにアニメ化されており、4000人以上のファンからアニメの制作資金が集まりました。また、NFTを所有するコミュニティーメンバーが積極的にアニメ制作に参加できることが特徴で、ファン参加型アニメとして注目を集めています。
本作は1990年代から2000年代を彷彿とさせる作画に、現代のギャルカルチャーを取り入れた異色の作品で、先日配信された際には「絵柄的に90年代の匂いがプンプンする」「あれ、タイムスリップしたっけ? 今、令和だよね?(笑)」「迫力の戦闘シーンと『あの年代』の空気感を味わえる22分間」とノスタルジックな作品として受け取られています。
アニメ『新星ギャルバース』は公式YouTubeにて公開されています。
●『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』
一風変わった設定で注目が集まる『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』(原作:ホークマン/作画:メカルーツ)は、「猫に触れた人間が猫になる」というウイルスが蔓延した世界を舞台に、人間が猫だらけの世界で生き抜く姿が描かれます。
激しいバトルものや難しい設定のアニメではなく、猫に触りたいけど触れないもどかしさがシュールに描かれるため、頭を使わずに視聴しても十分作品を楽しめます。
また、オープニングは40代から50代にとってなじみ深い「THE YELLOW MONKEY」が担当します。先日公開されたメインPVでは、早くもオープニング曲である「CAT CITY」の一部を聞くことができ、ファンからは「骨太ロックなバンドサウンドと、もふもふにあふれる画面のカオスが最高」「猫好きにもイエモン好きにもうれしい作品」といった声があがっていました。
アニメ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』は7月7日からテレ東にて毎週月曜日26時より放送されます。
(LUIS FIELD)