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家で空の爽快感が実現できるとは! PS1『エースコンバット』初プレイの感動

家庭用ゲーム機の新たな時代が幕を開けた

『ファントム無頼』第1巻(小学館)
『ファントム無頼』第1巻(小学館)

『エースコンバット』でまず度肝を抜かれたのがオープニングムービーです。派手なカラーリングのさまざまな機体が編隊を組んで飛び、さらには縦横無尽な戦闘機動で敵機を追い込み撃墜します。今改めて見るとポリゴンの粗さが目につきますが、25年前の自分は、信じられないものを見たという驚愕で満たされていました。

 実際にプレイを始めてみれば、英語での会話が飛び交うなか、敵機をターゲットしミサイルで撃墜し、背後を取られれば必死に動き回るという、今まで経験してきたシューティングゲームとはまったくレベルが違う世界、圧倒的なリアリティを見せつけられたのです。ひと通りプレイをした筆者は友人に『エースコンバット』を返すとすぐに自分用を購入し、ひたすらプレイを続けました。

 後のシリーズ作品では作品オリジナルの機体が登場するようになりましたが、本作ではまだ存在せず、既存の機体のみが参戦しています。なかでも筆者が愛用したのが「F-4」と「F-14A」、そして「F-22」です。

 初期機体の「F-4」は性能こそ低いものの、新谷かおる先生のマンガ『ファントム無頼』の主役機ということもあり、かなり愛用していました。リアルの日本でも45年以上の長い機体ですが、間もなく退役となるようです。海外でも運用を続けている国はだいぶ少なくなっており、世界の空で戦い続けた希代の名機は、間もなくその姿を消そうとしています。

 そして「F-14A」ですが、これも新谷先生の『エリア88』でミッキー・サイモンが愛用していたことから筆者も好んで使用していました。

「F-22」は当時まだ本格採用はされておらず、本作にも登場している「YF-23」とのトライアルに勝ち抜き、生産が承認された時期にあたります。「F-15」を上回る性能の新しい戦闘機はいつやってくるのだろうとちょっと興味があったのですが、2020年になっても未だに自衛隊には配備されていないのが寂しいところです。

 25周年を迎えた「エースコンバット」シリーズですが、その礎となったのが本作です。25年前に訪れた家庭用ゲーム機革新の時代に、新たな世界を見せつけてくれたその功績は偉大なものがあります。これからもさらに面白い、さらに高品質の「エースコンバット」シリーズが続いてくれることを、願ってやみません。

(ライター 早川清一朗)

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