最終回で「新たな謎」が… 続編で伏線回収が期待される2025春アニメ
2025年春アニメの「続編決定」に喜びの声があがっています。特に最終回で新たな謎を残して幕を閉じた3作品について、注目ポイントとともに振り返ってみましょう。
謎の人物の正体や託された紙の内容とは?

2025年春アニメは、続きが気になる形で物語が幕を閉じ、続編への期待を高める演出がたくさんありました。この記事では、新たな謎とともに最終回を迎えた春アニメを3作品あげていきます。
※この記事は『薬屋のひとりごと』『ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミアILLEGALS-』『片田舎のおっさん、剣聖になる』のネタバレを含みます。
2025年1月から連続2クールで第2期が放送された『薬屋のひとりごと』(原作:日向夏)は、後宮に勤める主人公「猫猫(CV:悠木碧)」が、薬の知識を利用して後宮内の事件を解決していく物語です。
第2期では、一連の事件がクーデターを企てる「子の一族」によるものであると判明し、猫猫は彼らに誘拐されてしまいます。これまで身分を隠していた「壬氏(CV:大塚剛央)」は、「皇弟」として軍を率い、猫猫の救出とともに子の一族の制圧に乗り出しました。
その際、壬氏は子の一族のひとり「楼蘭妃(CV:瀬戸麻沙美)」から、今後起こりうることが記された紙を受け取りますが、その内容は明かされないまま第2期の幕が下ります。
放送終了後には続編制作の告知がされ、「超ティザーPV」が公開されました。PVでは、壬氏が紙を受け取った場面から始まり、広大な麦畑を背景に続編のキーワードと思われる言葉が散りばめられています。ファンの間では、2期やPVで描かれた伏線やヒントがどのようにつながるのか、続編に期待の声が絶えません。
また、『僕のヒーローアカデミア』(作:堀越耕平)のスピンオフマンガを原作とする『ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』(脚本:古橋秀之、作画:別天荒人)も、第2期が決定しています。本作は、ヒーローに憧れる「灰廻航一(CV:梅田修一朗)」が覆面の男「ナックルダスター(CV:間宮康弘)」に出会い、非合法ヒーロー「ヴィジランテ」の活動に巻き込まれていく物語です。
第1期では「蜂須賀九印(CV:千本木彩花)」によって違法薬物「トリガー」がばら撒かれ、多くの事件が発生しました。しかし、蜂須賀の正体はナックルダスターの娘であり、個性によって操られていたことが判明します。ナックルダスターは戦いの末に娘を解放することに成功しましたが、物語の終盤では暗躍していた「傷顔の男(CV:八代拓)」が登場し、その正体が明かされないまま第1期は終了しました。
放送終了後、第2期が2026年に放送されることが発表され、航一や傷顔の男らが描かれたティザービジュアルも公開されました。傷顔の男が何者なのか、多くのファンが今後の展開に注目しています。
そのほか、『片田舎のおっさん、剣聖になる』(原作:佐賀崎しげる)も、不穏な描写を残して最終回を迎えました。本作は、田舎で剣術の道場を営む「ベリル・ガーデナント(CV:平田広明)」が、元弟子の推薦で騎士団の特別指南役となり、その実力を評価されていく物語です。
終盤では要人警護についたベリルが刺客から王族を守り抜き、裏で糸を引くのが元弟子「ロゼ・マーブルハート(CV:茅野愛衣)」であることに気付きます。ふたりが剣を交えてベリルが勝利し、王族の暗殺を強要されていたロゼは「殺してほしい」と言いますが、ベリルに諭されて考えを改めました。しかし、騒動の後、馬車に乗るロゼを追跡する謎の人物が現われ、その正体は判明しないまま第1期が終わります。
放送終了後には、第2期の制作決定と2026年に放送予定であることが発表され、「第二期制作決定映像」も公開されました。映像には、悲しげな表情を浮かべるロゼらしき人物が登場しており、彼女の行く末が描かれるのではないかと期待されています。
(LUIS FIELD)