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『悪魔城伝説』から23年後が舞台、『Castlevania: Belmont’s Curse』試遊レポート 女性主人公が中世パリを駆ける

KONAMIが贈るシリーズ最新作『Castlevania: Belmont's Curse』は、名作『悪魔城伝説』の23年後を描く「正史」の物語であり、軽快な操作感が魅力の探索型2Dアクションゲームです。光のムチを振るう爽快なワイヤーアクションは、ファミコン世代も大興奮間違いなしです。

ファミコン『悪魔城伝説』の正統続編

『Castlevania: Belmont's Curse』タイトル画面  (C)Konami Digital Entertainment(映像・画面は開発中のものです)
『Castlevania: Belmont's Curse』タイトル画面  (C)Konami Digital Entertainment(映像・画面は開発中のものです)

 ファミコン時代の名作『悪魔城伝説』の23年後を舞台とした新作ゲーム『Castlevania: Belmont’s Curse(キャッスルヴァニア ベルモンドカース)』(以下、『キャッスルヴァニア BC』)が、2026年10月15日(木)に発売予定です。本作は「キャッスルヴァニア(悪魔城ドラキュラ)」シリーズの最新作であり、版権元のKONAMIに加え、名作2Dアクション『Dead Cells』の追加コンテンツなどで卓越した開発力を示した「Evil Empire」および「Motion Twin」がタッグを組んだ、探索型2Dアクションゲームです。

 メディア向けに実施された先行体験会で、ゲーム序盤から3体目のボスを倒すまでの約2時間半におよぶプレイを体験することができました。その範囲だけでも、往年のファンが思わずニヤリとする濃厚な設定と、新時代にふさわしい機動力を体感することができました。

歴史の「糸」が1本につながっていく

「キャッスルヴァニア」シリーズのファン、とりわけ30代から50代のコアなファン層にとって、本作最大の衝撃であり魅力となるのが、「シリーズの正史」に連なる物語であるという点でしょう。

『キャッスルヴァニア BC』の舞台は、1499年のフランス・パリ。これはあのファミコンの名作『悪魔城伝説』から23年後、そして『悪魔城ドラキュラ 闇の呪印』に続く時代にあたります。

 物語の幕開けは、ノートルダム司教の厳かな語りから始まります。突如魔物の群れに襲われたパリを救うべく立ち上がったのは、伝説の英雄トレバー・ベルモンドの娘である「ローズ・ベルモンド」です。

 ゲーム冒頭では、渋みを増した父トレバーとローズによる、信頼を感じさせる緊密な掛け合いが描かれ、それだけでもファンは熱い血が滾(たぎる)るでしょう 。さらに、彼女は母「サイファ」から受け継いだタロットカードを手に、魔法の力を駆使して戦います。

 プロデューサーの谷口勲氏が「正史のなかでも重要な役割を担うようなストーリーが展開する」と自信を見せる通り、過去作の歴史の「糸」が、パリという新たな地で1本につながっていくドラマ性は、物語を重視するプレイヤーを強く引き込みます。

新世代の機動力! ワイヤーアクションの爽快感

光のムチを使った機敏なワイヤーアクションは、本作の大きな特徴のひとつ (C)Konami Digital Entertainment(画面は開発中のものです)
光のムチを使った機敏なワイヤーアクションは、本作の大きな特徴のひとつ (C)Konami Digital Entertainment(画面は開発中のものです)

 実際にコントローラーを握って最も驚かされたのは、「これまでにない圧倒的な機動力」です。ベルモンド一族といえば、シリーズ伝統の聖なる鞭「ヴァンパイアキラー」による重厚な立ち回りが印象的ですが、本作のローズは非常に軽快です。

 その象徴となるのが、光のムチを用いたワイヤーアクションです。マップの各所に設けられたリングに引っ掛けて勢いよく飛び回り、広大なステージを自在に駆け抜けることができます。

 さらに、このムチは移動だけでなく、「自分の身体を敵側に引き寄せ、一気に距離を詰めて連撃を叩き込む」といった、アグレッシブなバトルスタイルを可能にしています。

 また、スライディングで敵の足元を鮮やかにすり抜けたり、バックステップからの派生攻撃を繰り出したりと、一瞬の判断が勝敗を分ける戦略的なバトルシステムへと進化しているのも特徴です。

広大なマップ探索と豊富なカスタマイズ

 これまでのシリーズ作の多くは、暗澹(あんたん)とした「悪魔城」のなかを探索する場面が多かったですが、本作では「15世紀のパリの街」を広く探索できる点が大きな特徴です。

 スタート地点となるセーヌ川岸から始まり、災禍によって火の手が上がるパリの市街地、魔物がうごめく妖しげな地下通路など、エリアごとに異なるテーマカラーや特徴的なギミックが配置されています。もちろん、「壁を壊すと隠しアイテム(隠し要素)が出てくる」といった、本シリーズおなじみの要素もしっかりと仕込まれており、探索の手が止まりません。

 こうした探索を豊かにするのが、充実した育成・カスタマイズシステムです。ローズの初期武器は、バックステップやスライディング直後の攻撃で火力がアップする特性を持つロングソードで、ゲームでは全7種類もの武器カテゴリーが存在します。

 今回の試遊で体験した範囲では、攻撃を連続で当てるほどに与ダメージが上昇する籠手(こて)や、一撃必殺のチャージ攻撃が可能な大剣などが手に入りました。ここに多種多様な効果を発揮する「魔法(スペル)」や「魔導器」といった装備要素も加わり、プレイヤーの好みに応じた戦い方を模索するカスタマイズ性が盛り込まれています。

 マップに点在する「鏡」がセーブ・体力回復・ポーション補充の拠点となっており、じっくり腰を据えて広大なマップの隅々まで冒険を繰り広げていきます。探索型アクションゲームとしての完成度は、極めて高いと感じました。また、プレイヤーの体力や被ダメージ量などを調整できるカスタムモードも実装されており、「アクションゲームが苦手」といった方でも難易度を調整して楽しめる工夫がなされています。

「悪魔城ドラキュラ」への愛とこだわりが凝縮

 試遊後の囲み取材において、プロデューサーの谷口氏は、自身も幼少期から『悪魔城伝説』を遊んできた熱狂的なファンのひとりであると語りました。近年、過去作のコレクション移植や他作品とのコラボなどを地道に積み重ねてきたのも、すべては「新作をファンの皆さんに届けたい」という一心からだったそうです。

 実際にプレイして感じたのは、開発陣の「キャッスルヴァニア(悪魔城ドラキュラ)」に対する凄まじいリスペクトと、2Dアクションとしての純粋な面白さへのこだわりです。過去作をプレイしてきたベテランハンターには懐かしくも新しい衝撃を、そして本作から触れる新たなプレイヤーには一級品の探索2Dアクションとしての興奮を間違いなく提供してくれるでしょう。

 伝統のヴァンパイアハンターの血脈が、新たなゲームデザインと出会って美しく開花した『キャッスルヴァニア BC』。ローズ・ベルモンドが紡ぐ新たな史劇の幕開けを、2026年秋の発売まで楽しみに待ちたいと思います。

●『Castlevania: Belmont’s Curse』は、PlayStation5、XBOX Series X|S、XBOX on PC、Steam、Nintendo Switchにて、2026年10月15日(木)発売予定、通常版(ダウンロードのみ)に加え、デジタルサウンド&アートギャラリーやゲーム内アイテムがセットになった「Midnight Edition」(パッケージ版/ダウンロード版)も用意されます。

(龍田優貴)

【画像】「美しい…」「楽しみすぎる」これが15世紀パリを凝縮した、新作『キャッスルヴァニア』の舞台です(6枚)

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龍田優貴

フリーライター。4歳の頃にNINTENDO64がきっかけでゲームにドハマリし、2017年度からWebメディアや紙媒体などでゲーム関連の記事を執筆している。コンソール(家庭用)タイトルからPC向け作品まで、気になったものを雑食気味にプレイするのが好き。趣味はゲーム関連の古着Tシャツ収集。

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