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「大人にこそ響く」特撮名ゼリフ5選 「人生のためになる」「希望をもらえた」

子供の頃に夢中になった特撮ドラマには、勇気や希望を与えてくれる「魔法の言葉」がたくさんありました。それは、大人になった今でも凹んだ気持ちを奮い立たせてくれるはずです。世間を知った大人だからこそわかる、特撮ドラマの名言をご紹介します。

ヒーローたちは大人にもパワーをくれる

ナレーションにも教えられる戦隊シリーズ 画像は「電子戦隊デンジマンDVD COLLECTION VOL.2〈完〉」(東映)
ナレーションにも教えられる戦隊シリーズ 画像は「電子戦隊デンジマンDVD COLLECTION VOL.2〈完〉」(東映)

 いつの時代も勇気や希望を与えてくれる特撮ドラマには、子供たちに向けた力強い言葉がちりばめられています。人との絆、思いやり、諦めない心……ヒーローの活躍とともに、その熱いメッセージを胸に刻んで、子供たちは大きくなってきたのです。

 そうした宝物のような言葉のなかには、大人になって再び触れると、子供時代とは違った意味を実感できる名言もあります。社会に出れば、心が折れる場面が何度もあるでしょう。人知れず涙を流すときもあるでしょう。

 この記事では、そんな大人の凹んだ心を奮い立たせてくれるような、特撮ドラマの名言をご紹介します。

●「別れは心の骨折だ…。今は痛いが、治ればもっと強くなる」

『仮面ライダーフォーゼ』第47話「親・友・別・離」で、主人公の如月弦太朗(仮面ライダーフォーゼ)が、親友の賢吾との別れの場面で放った名言です。

 実は賢吾は月で生まれたコアチャイルドで、地球の知的生命体の記憶を集めたサンプルとして、宇宙へ戻らなければならない運命でした。地球の仲間たちとの良い思い出が逆に辛過ぎて、感情をなくしたフリをする賢吾を、弦太郎は泣きながら抱きしめます。そして、あくまでも人間として行くようにと言い聞かせます。そう、サンプルなどではなく、地球でともに生きた人間として。

 そして、自分にも言い聞かせるように放った名言が「別れは心の骨折だ…。今は痛いが、治ればもっと強くなる」。

 私たちは大人になってから何度別れを経験したでしょう。再会が叶うことも叶わないこともありますが、別れのその時に相手をまっすぐに思い、心に刻めば、関係はそれまでよりも強く結ばれるはず。別れは決して辛く悲しいだけではないと、教えてくれる名言です。

●「己を信じる勇気…それが力になる!」

『ウルトラマンオーブ』第17話「復活の聖剣」で、主人公のクレナイ・ガイ(ウルトラマンオーブ)が、迷いの末に心を決めたときの名言です。

 ガイははるか昔から地球の人間を守ってきましたが、108年前の戦いの際、大爆発を引き起こしてナターシャという女性を守れなかったことを心の傷としています。人間を守ろうと動くことで人間が傷ついてしまう…そんな矛盾を抱え「これ以上大切なものを傷つけたくないのに、俺といるとみんな不幸になる…」と悩むガイ。けれども、実はヒロインのナオミはナターシャの子孫だとわかり、ナターシャが命を継いでいたことを知って迷いを捨てるのです。

 その際の言葉が「己を信じる勇気…それが力になる!」

 大人の世界には数え切れないほどの壁があり、時には自分を信じられなくなることもあるでしょう。選択を他人に委ねてしまうこともあるかもしれません。けれども自分を信じて自分で道を切り拓くことが、人生の力になると、ガイは教えてくれるのです。

【沁みるぅ…】「大人にこそ響く」名ゼリフを生み出した特撮作品(5枚)

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