『鬼滅の刃』最終選別の犠牲者は年100人も? サラッと流された“むごい真実”
2025年3月1日19時、ついに『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』の公開日が発表されます。「無限城編」の公開を前に、これまでのエピソードのなかにあった、シレっと流されたけれど、実はひどすぎる事実を振り返ってみましょう。
「本当の鬼はお館様」とまで非難される「ひどすぎる事実」

2025年3月1日夜19時に『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』の公開日が発表されることが告知され、注目を集めています。上弦の鬼たちと「竈門炭治郎」や柱たちを含む「鬼殺隊」との命をかけた戦いが展開される「無限城編」の公開を前に、これまでのエピソードのなかにあった「シレっと流されたけれど、実はひどすぎる事実」を振り返ってみましょう。
まず序盤で最大の「ひどすぎる事実」としては、鬼殺隊に入るための「最終選別」の過酷さと容赦のなさが挙げられます。
「最終選別」は、「育手」のもとで鍛錬を終え、育手の許可をもらった人が挑む試験です。試験会場の「藤襲山(ふじかさねやま)」は鬼の嫌う藤の花で囲われており、そのなかに鬼殺隊の隊士たちによって生け捕りにされた鬼たちが放されています。そこで7日間生き抜いた者が鬼殺隊への入隊を許されるわけです。
この「最終選別」は、炭治郎が50人も子供を喰っている「手鬼」を倒す強さとその死を悼む優しさを見せるという序盤の山場でもありました。しかし、この最終選別について、「ひどすぎる」という声がいまもなお収まっていません。「設定が雑すぎ」「なんですすんで子供たちを鬼の餌にしてんのや」「鬼に殺された数より鬼殺隊選別で死んだ人間のほうが多そう」など厳しい意見が挙がっています。
炭治郎が受けた「最終選別」でも20人以上いた子供たちのうち、5人しか生き残れませんでした。しかしこの5人という人数についてお館様である「産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)」は「5人も生き残ったのかい。優秀だね」と言っているところを見ると、毎回の合格者は5人に満たないのでしょう。最終選別が年に数回行われるという設定であることを考えると、毎年100人前後は子供たちが亡くなっているとも考えられるのです。
この「ひどすぎる事実」について、「お館様は鬼との戦いで亡くなった隊士たちの墓参りは欠かさないのに最終選別を続けているのはおかしい」「お館様こそ真の鬼」という批判や、「若い芽は摘ませないと言っておいて、最終選別を黙認している」と「炎柱」であった「煉獄杏寿郎」の姿勢についてまで疑問視する声が挙がっています。
それと同時に、「柱や元柱がパトロールして子供を助ければいい」という意見や「育手が入隊可能かどうかを判断すればいい」など改善策もネット上では議論されるほどです。
公開を控えた「無限城編」以降の最終決戦に向けても、「実はひどすぎる事実」があります。「柱稽古編」の最終回でお館様が見抜いた「無惨が死ねばすべての鬼が滅ぶ」という事実について、「浅草の男性と禰豆子は助かるけど、その他大勢の元一般人の鬼は見殺しか?」「最終決戦にむけて増員された新人鬼が悲惨すぎ」など、「見えないところでの犠牲」への配慮のなさが「ひどすぎる事実」と言われているのです。
その他にも「炭治郎への出世できない宣言」「珠世さんは2度、死ぬ」「伊之助の被り物」など「実はひどすぎる事実」が隠れている本作を見直しながら、映画の公開を待ちましょう。
※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記。
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記。
(山田晃子)