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『らんま1/2』の変すぎるバトル3選 チアやディナーで格闘ってどういうこと?

下品だけど上品。格闘ディナーにおける特殊なマナー

乱馬が格闘ディナーに挑戦する『らんま1/2』第16巻(小学館)
乱馬が格闘ディナーに挑戦する『らんま1/2』第16巻(小学館)

●格闘ディナー

 あかねの父である天道早雲(てんどう・そううん)は、修行時代に空腹から逃れるため、シャルダン家と負けた方が料理代を負担する格闘ディナー対決を行っていました。対決に敗れた早雲は、料理代の替わりに、娘が生まれたら嫁に出すことを約束します。シャルダン家は約束の通り、天道家の三姉妹の誰かを嫁にもらいに乱馬たちの前に現れました。そして乱馬は三姉妹を守るため、シャルダン家に赴き格闘ディナーを学び始めます。

 格闘ディナーは、食べる姿を見せないことがマナーの早食い対決で、フランス料理のコースメニューを先に食べ切った方が勝者です。格闘要素はほとんどありません。ピコレットは、人間の上半身を口内に納めることができるほどの巨大な口を持っており、普通の口の乱馬は相手になりませんでした。そこで乱馬は、相手をフォアグラをとるためのガチョウに見立てて、無理やり自分の料理を食べさせる必殺技「グルメ・デ・フォアグラ」を習得し、ピコレットとの対決に挑みます。

「格闘ディナー編」はバトルマンガとして構成がしっかりしているのに、早食いバトル自体は予想の斜め上を行く展開で、かなり面白いです。以降に再登場するキャラもおらず、作品上ではそれほど重要な位置づけではありませんが、このエピソードが記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

(SU_BU)

【画像】新体操にチアリーディングなど様々な格闘技が登場する『らんま1/2』単行本とゲーム (5枚)

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