タレントと次々コラボ! 昭和懐かし「タレントゲーム」の価格が今も変動するワケ
光り輝く、よゐこの有野さんの功績
ここで、黒縁メガネをかけた男性が記者に声をかけてきました。
「どうも~。店長の北林といいます。40歳で、思いっきりタレントゲーム世代です」

記者とわずか1歳違い。ほぼ同志のような気持ちですが、そんな北林さんにタレントゲームについていろいろと質問してみることに。
――この店舗にはどのくらいのタレントゲームがありますか。
既存タイトルならほとんどありますね。
――どんな人がタレントゲームを買っていきますか。
レトロゲーム自体、よゐこの有野さんがやっている『ゲームセンターCX』の影響で購買層は多少広がりつつあります。タレントゲームは30代から40代の男性が大半。いわば、おっさん需要です。「そのタレントのファンだから買う」という人はほぼいませんね。もちろん例外はありますが。発売当時を懐かしんで買っていく人が多いかな。そのタレントがいまだに活躍している人であればなおさらです。
――タレントゲームの相場は。
う~ん、バラバラですね。平均したら1000円ぐらい。まぁ、『ジーコサッカー』(1994年)は50円なんですけどね。

――タレントゲーム特有なことはありますか。
そうですね~。あえて言えば、そのタレントが何かを「やらかした」ときに価格が変動するぐらい。例えば、舛添要一さん。2016年に東京都知事を辞任したときは、上がりましたねぇ。それまで1000円ぐらいでしたが、一気に5000円になりましたから(笑)。当時、多くのマスコミが資料用に買っていきました。問い合わせも毎日のようにありました。今はもう価格は落ち着きましたけどね。
――舛添さんですか。そのほかのタレントはどうでしょうか。
う~ん、M.Tさんとか、N.Sさんがやらかしたときはイマイチでしたねぇ。M.Tさんに関しては、「プリンセス(女性)がいっぱい」というタイトルの響きが…………今となっては意味深というか(汗)。












