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二股疑惑も浮上するマリオ ピーチ姫より先に“関係”していた謎多き「元カノ」とは?

「マリオ」と良い仲のキャラといえば「ピーチ姫」です。ところが、彼には過去に別の恋人がいました。『ドンキーコング バナンザ』に登場する少女と同じ名前でもある、マリオの元カノとは、何者なのでしょうか。

マリオの「恋人」はピーチ姫ではない

映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』  (C)2022 Nintendo and Universal Studios. All Rights Reserved.
映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』  (C)2022 Nintendo and Universal Studios. All Rights Reserved.

 日本、そして地球を代表するゲームキャラクターといえば、「マリオ」があげられるでしょう。そして、そんなマリオと限りなく良い関係、公式ホームページの言い方を借りるなら、「とても仲がよく」素敵な距離感の関係が続いているのが、「ピーチ姫」です。

 初登場は1985年発売の『スーパーマリオブラザーズ』で、これ以降、キノコ王国の王女であるピーチ姫がクッパにさらわれれば、必ずマリオが助けに行く……そんな切っても切れない絆が、ふたりの間にはあります。

 ところが、です。残念ながら、マリオはピーチ姫だけを想ってきたわけではありません。いわば元カノ的存在とも言うべき、恋人がいたことをご存知でしょうか? そして、その元カノが、2025年7月17日発売『ドンキーコング バナンザ』(Nintendo Switch 2)にも登場している、なんて話も飛び交っています。

 すべての始まりは、1981年に任天堂がアーケードゲームとして発売した『ドンキーコング』に、由来します。このゲームは、ドンキーコングにさらわれた女性を、プレイヤーキャラが助けに行くという内容でした。そしてそのプレイヤーキャラこそ、のちの「マリオ」です。そして、さらわれた女性はというと、「ピーチ姫」ではなく別の女性、つまりはマリオの元カノでした。ピーチ姫と違い、明確に恋人という設定だったことは重要です。

 なお当時、その恋人はまだ単に「レディ」と呼ばれていました。のちにこの『ドンキーコング』が、海外に輸出されると、さまざまな名称が与えられます。そのひとつにポリーンという名前がありました。これが徐々に定着しはじめ、日本では1994年発売のゲームボーイ版『ドンキーコング』で、正式にポリーンが、マリオの恋人の名前として採用されたのです。

 いずれにせよ、マリオはこの段階において、かたやピーチ姫救出のために命をかけ、それと並行して恋人「ポリーン」を救出する、命懸けの二股生活を送っていたことになります。

 ここでマリオに不貞の咎を問うかはさておき、「ポリーン」という名前にピンときた人も多いのではないでしょうか。そう、冒頭でも触れましたが、「ドンキーコング」の最新作である『ドンキーコング バナンザ』において、ドンキーコングの相棒として活躍する少女の名前が「ポリーン」なのです。

 もし、この少女ポリーンが、アーケード版『ドンキーコング』のポリーンと同一人物ならば…これは結構な矛盾が生じることになります。何せ『バナンザ』のドンキーコングは、これまでの公式設定にならうならアーケード版ドンキーとは、血の繋がった別コングです。(孫だったり、息子だったり、初代ドンキーとの関係は、ゲームによってブレがあります)。

『バナンザ』のドンキーが、幼い頃のポリーンと出会うことは時系列的に、不可能です。これは、一体、どういうことなのか……残念ながら、明確な解答はまだ出ていません。明確な答えは出ていないものの、これまでの設定と矛盾が生じるポリーンの登場は、ファンの間で活発な議論を呼ぶ注目のポイントでしょう。

(片野)

【画像】マリオの元カノ…なのか? こちらが小さくなったポリーンです(3枚)

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