『恐竜博2019』の目玉「むかわ竜」発見を描いた漫画 「実物を見て興奮した」の声
もはや夏休みの風物詩のひとつになっている「恐竜博」、2019年の目玉展示は「ザ・パーフェクト」と呼ばれた「むかわ竜」です。その発見と発掘の経緯や、クリーニングを終えて全身を並べた感動の瞬間などを描いた『漫画 むかわ竜発掘記』が、展示とあわせて話題になっています。
恐竜化石発掘の興奮と感動、ダイナミックに描く

国立科学博物館(東京都)で2019年7月13日から開催中の「恐竜博 2019」。今年の目玉展示のひとつとして、日本では類を見ないほど完全な状態で見つかり「ザ・パーフェクト」と呼ばれた「むかわ竜」の化石が展示され、注目を集めています。
その「むかわ竜」の世紀の大発見をマンガで描いた『漫画 むかわ竜発掘記』(誠文堂新光社)も話題を呼んでいます。
同作品の主人公は、世界各国で恐竜を発見、発掘し「ダイナソー小林」の異名で知られる、北海道大学総合博物館の小林快次教授。むかわ竜発見と発掘の経緯や、小林教授がその経験と技術を駆使して化石を掘り出して行く様子、そして、クリーニングを終えて全身を並べた感動の瞬間なども見どころのひとつです。
同書については『リアル古生物図鑑』を手掛けたサイエンスライター、土屋健さんが全面協力。初心者にもわかりやすく、科学への好奇心が満たされるような内容に編集されています。
同書と「恐竜博 2019」については、TwitterなどのSNSでも「最高でしたよ! むかわ竜が大きくて可愛い…」「海洋堂オフィシャルカプセルフィギュアがホント気に入った!」「『むかわ竜発掘記』、面白かった〜!恐竜博よけいに楽しみになった!」「本を読んでだいぶ感情移入していたので、実物を見てとても興奮した」など、続々と感想が語られています。
北海道むかわ町にある「むかわ町恐竜ワールド戦略室」の公式YouTubeチャンネルで、小林教授は「むかわ竜はすごい迫力があります。あれが本当にティラノサウルスの時代に生きていた恐竜なので、皆さん大きさと迫力をしっかりと楽しんで下さい!」と語っています。「恐竜博2019」は、東京・国立科学博物館で2019年10月14日(月)まで開催予定です。
(川崎晴代)