「宇宙の法則が乱れる!」FF界屈指の人気ラスボスが『FF5』で残した爪痕とは
27年経っても忘れられない、名言中の名言

主要なパーティーメンバーを永久的に退場させただけでも衝撃的ですが、エクスデスが残したさまざまな”名言”も忘れてはいけません。
よくネタ扱いにされる「ファファファ」といった特徴的な笑い声は序の口で、最も因縁深い宿敵「賢者ギード」(外見は亀にそっくり)に向かって言い放った「カメェェェッー!」は、その語感の力強さも相まってインパクト十分。さらに最終決戦で強大な無の力に飲み込まれた時は、「無とは一体……うごごご!!」と戸惑いの叫びをあげました。
恐ろしい悪役に違いないのに、どこかコミカルさを感じさせる独特のワードセンスの持ち主。それがエクスデスなのです。
ちなみに、『FF5』までのシリーズ作では、部位ごとにHPが設定されたり、各部位が異なる攻撃を仕掛けてくるラスボスはいませんでした。しかし、シリーズ初となる複数部位からなるモンスターへと進化したエクスデスは別。ラストバトルとなる「ネオエクスデス」戦では、4つに分かれた部位からそれぞれ異なる攻撃を仕掛けてきます。
各部位は耐性や使用する特殊技も違うため、攻略難易度はプレイヤーの持ちうる知識によって大きく変動。しっかりと対策を講じれば初期レベルでもやり込み次第で勝てるゲームバランスでしたが、単なる力押しだと苦戦は免れないほどの強さを誇っていました。
また大技「グランドクロス」の発動前に挿入されるメッセージ「宇宙の 法則が 乱れる!」は、技自体よりもキャッチーなフレーズのせいか、本作の発売から27年経った今でも時々見かける、汎用性の高い名言(?)の一つです。
こうした「ラスボス=複数の部位を持つ」といった設定は、『ファイナルファンタジーVI』や『ファイナルファンタジーVII』を含む後年のシリーズ作品に導入されていきました。エクスデスの登場によって、シリーズ全体におけるラスボスの概念的な強さが形作られた……と見ることもできます。
いずれにせよ、際立った言動や衝撃的な最期によってプレイヤーの脳裏に焼き付けられたエクスデスの“爪痕”は、この先も消えそうにないかもしれませんね。
(龍田優貴)






