「みんな容赦ねーな…」シャアに向けられた辛辣なセリフ選 いくらなんでも傷つくよ!
アムロの毒舌というか皮肉もたいがいのものじゃない?

アムロ「人身御供の家系かもな」
その後、『Z』第37話にて、エゥーゴがティターンズを逆転するターニングポイントとなった、クワトロことシャアによる「ダカール会議での演説」が描かれます。詳細は省きますが、かつてのライバルであるアムロにも背を押されて、自らがジオン共和国の創始者であるジオン・ズム・ダイクンの遺児と明かしつつ、ティターンズの非道を世界に訴えたのでした。それまでのティターンズ有利な情勢を完全にひっくり返す大勝利です。
その後、もはや身分を隠せなくなったシャアは、これで自由を失ったと自嘲します。そのシャアに対しアムロは「地球に居残った人々を宇宙(そら)に上げようというのだ。こんな大仕事にひとりやふたりの人身御供(ひとみごくう)はいるよ」と、なかなかにストレートなもの言いをします。そしてシャアの「私は人身御供か?」に対し、「人身御供の家系かもな」と、味方になっても容赦のない冗談を返し、そしてふたりは勝利の杯を重ねるのでした。
アムロ「なんて器量の小さい」
このように『Z』では祝杯を交わしたふたりでしたが、その6年後には再びモビルスーツに搭乗し、互いに銃口を向け合うことになります。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』におけるアムロは、これまでもずっとそうでしたが、シャアに対しさらに容赦がありません。冒頭、「私、シャア・アズナブルが(地球に住む人間を)粛清しようというのだ、アムロ」というシャアに対し、アムロは「エゴだよ、それは」とバッサリです。終盤の、ララァや、本編で登場したニュータイプの少女、クェス・パラヤ(クェス・エア)をめぐるふたりの口論においても「情けない奴」「なんて器量の小さい」などと、アムロは歯に衣着せぬもの言いでした。また面と向かっての発言ではありませんが、「人の死にのった世直ししかできないのがシャアだ」とも。
シャア配下のパイロットであるギュネイ・ガスに至っては、これも面と向かっての発言ではないものの、ララァにとりつかれているだの、そのララァをアムロに取られたからこの戦争を始めただの、ロリコンだのと言いたい放題です。シャアに対しクェスをめぐって嫉妬心を燃やしているとはいえ、仮にも自らの属する軍の総帥をここまで悪しざまに言うとなると、彼個人のみならずそうした見方が周囲にもあるのではないか、と疑わしくなるというものでしょう。
なお、シャアの副官的立場で愛人でもあるナナイも、冗談めかしてとはいえ「大佐はあのアムロを見返したいために、今度の作戦を思いついたのでしょう?」などと口にしています。実際のところそうなのかもしれませんが、少しシャアが気の毒になるというものです。
(マグミクス編集部)







