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【ポケモン剣盾】もはやお楽しみ要素? ポケモンたちの「英国ネタ」が続々

ニンテンドーSwitch用ソフト『ポケットモンスターソード・シールド』で、最初に選ぶことのできる3体のポケモンの最終進化形が発表されました。発表された3体のポケモンはもちろんのこと、新しく登場するポケモンたちは、そのほとんどに今作の舞台となる「ガラル地方」の特色を見つけることができます。

新ポケモンたちに見つける「ガラルならでは」の要素とは

「サルノリ」から進化した「ゴリランダー」、ドラマーポケモンはUKロックを意識している?
「サルノリ」から進化した「ゴリランダー」、ドラマーポケモンはUKロックを意識している?

 2019年11月15日(金)の発売以来、飛ぶ鳥を落とす勢いで売り上げを伸ばし続けているニンテンドーSwitch用ソフト『ポケットモンスターソード・シールド』で、物語の最初に選ぶことのできるポケモン、通称「御三家」の最終進化の姿が先日発表されました。

 その姿についてはさまざまな感想が飛び交っていますが、今作に登場するポケモンたちは、イギリスをモチーフとしたとされる舞台、「ガラル地方」ならではの特色がみられます。

 御三家でいえば、「サルノリ」の最終進化であるドラマーポケモン「ゴリランダー」は、「The Beatles」や「The Rolling Stones」をはじめ、数多くのロックバンドを輩出した国のポケモンとして、「ヒバニー」の最終進化であるストライカーポケモンの「エースバーン」は、フットボールの発祥国ならではの姿に進化を遂げます。

「メッソン」の最終進化であるエージェントポケモンの「インテレオン」は、断言こそできませんが、専用技に「ねらいうち」を習得するところからも、映画「007」シリーズのジェームズ・ボンドを連想させてくれます。

 今作ではこれら御三家のポケモン以外にも、舞台の地方色を強く反映したポケモンがたくさん登場します。

せきたんポケモン「タンドン」。とくせいに「じょうききかん」を持つ
せきたんポケモン「タンドン」。とくせいに「じょうききかん」を持つ

 例えば、「ポットデス」はまさに英国の紅茶文化を象徴するかのようなポケモンですし、「ヒメンカ」「ワタシラガ」「ウールー」などはイギリスの産業革命時代の主要産業であった織物業を彷彿とさせ、「タンドン」はその産業革命を支えたエネルギー原である石炭を想起させます。

 また、一見モチーフが何か分からないポケモンについても、イギリスとの縁を推測することができます。

 たとえば、うのみポケモンの「ウッウ」は、鵜飼(うかい)をヒントに創られたと推測できますが、その背景として、中世イギリスで鵜飼がスポーツとして宮廷文化に浸透していた歴史を確認することができます。

 加え、フェアリータイプが追加された「マタドガス(ガラルのすがた)」は、英国紳士を連想させるシルクハットを被せただけではなく、19世紀にイギリスを走っていた蒸気機関車「フェアリー式機関車」が元ネタではないかとの憶測が飛び交っています。

 ここでご紹介したポケモンはほんの一部で、『ポケットモンスターソード・シールド』では新しく出会うポケモンや背景の随所にイギリスの歴史や背景がちりばめられています。

 気になったポケモンやギミックを調べてみることで、イギリスの文化や背景を発見するのも、今作の楽しみどころのひとつといえそうです。

(マグミクス編集部)

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