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「ポケモンHOME」でスマホがポケモン図鑑に? 現実がポケモン世界に一歩近づく

さまざまなゲームで捕まえたポケモンをクラウド上に預けることのできるサービス「ポケモンHOME」の情報が公開されました。スマートフォンとも連動する同サービスは、ポケモンコンテンツの楽しみ方が広がるばかりか、「ポケットモンスター」の世界観を現実世界に近づける試みととらえることもできます。

ポケモンの主人公と同じ環境が、スマホで実現へ?

ポケモンHOMEの「マイルーム」機能、プロフィール欄は自分好みのカスタマイズを楽しむこともできる
ポケモンHOMEの「マイルーム」機能、プロフィール欄は自分好みのカスタマイズを楽しむこともできる

「全てのポケモンが集まる場所」をコンセプトとし、ニンテンドーSwitchやスマートフォンで利用できるクラウドサービス「ポケモンHOME」の詳細情報が株式会社ポケモンより発表されました。

「ポケモンHOME」の全ての機能・サービスを利用できるプレミアムプランが年額1980円(月額370円)で利用できるほか、無料だが利用できる範囲が限られるフリープランも用意。ポケモンコンテンツに明るくない人からすれば、「年額約2000円で何ができるのか」分からない方も多くいらっしゃるでしょう。

「ポケモンHOME」は、ニンテンドーSwitch用ソフト『ポケットモンスターソード・シールド』(以下、ポケモン剣盾)、『ポケットモンスターピカチュウ・イーブイ』や、過去のニンテンドー3DS向けポケモンシリーズのソフトで捕まえたポケモンたちをクラウドで一括管理できるサービスで、今後、スマートフォンアプリ『ポケモンGO』への対応も予定されています。

 また、「ポケモンHOME」に預けられたポケモンたちは『ポケモン剣盾』に送ることもできます。他作品で一緒に旅をした相棒を最新作の『ポケモン剣盾』に連れてこられる(但し、ポケモン剣盾に実装済みのポケモンのみ)というのは、ファンにとってこの上なく嬉しいことです。

 クラウドにポケモンを預けるサービスは、すでにニンテンドー3DSで「ポケモンバンク」として実現していましたが、「ポケモンHOME」が「ポケモンバンク」と大きく異なるのは、スマホと連動できることにあります。

「ポケモンHOME」を用いれば、ゲーム自体を立ち上げなくても、スマホを通じていつでも世界中の人たちとポケモンの交換が可能になります。また、サービスにはこれまでに登場した全てのポケモンを図鑑登録する機能も搭載されているので、実質的にスマホが「ポケモン図鑑」になったと言うこともできるでしょう。

 1996年に発売された、初代『ポケットモンスター赤・緑』以来、長きにわたり「ポケモン集め」や「ポケモン交換」が楽しまれてきましたが、「ポケモンHOME」によって、いよいよ現代人のポケットに常に入っているスマートフォンで自分のポケモンたちをいつでも確認できるようになります。サービス提供開始に向けて、多くの期待の声があがっています。同サービスは、「ポケットモンスター」の楽しみ方を広げるだけでなく、ゲームの世界観そのものを現実に近づけてきた進化とも、とらえることができそうです。

※プレミアムプランに加入することで、「ポケモンバンク」に預けていたポケモンを「ポケモンHOME」に移動させることが可能です。
※『ポケモンGO』が「ポケモンHOME」と連動する詳細な日時は、記事執筆(2020年2月4日)時点では未発表です。

(マグミクス編集部)

(C)2020 Pokemon.
(C)1995-2020 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
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