ネタバレ厳禁な『ガンダム ジークアクス』の”愛あるニセ情報”にファン困惑? 「アスランがズゴックで…?」
2025年1月17日に公開された『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』にSNSでは視聴済みファンから「ネタバレ厳禁」という声が相次いでいます。そんななか、本編の内容を守るため、ファンたちが意図的に「デコイ情報」を流すという現象が起きています。
デコイ情報に未視聴ガンダムファンから感謝の声も

劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が2025年1月17日に公開され、SNSでは視聴済みファンから「ネタバレ厳禁」という声が相次いでいます。そんななか、本編の内容を守るため、ファンたちが意図的に「デコイ情報」を流すという現象が起きています。
特に定着しているのが「アスランがズゴックに乗って出てくる」「グラハムが親指を立てながら溶鉱炉に出し入れされる」というふたつのウソ情報です。「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの人気キャラクターである「アスラン・ザラ」と、一年戦争で知られ、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』でアスランが搭乗したことでも話題を集めた水陸両用MS「ズゴック」、そして『機動戦士ガンダム00』の熱血漢「グラハム・エーカー」という、まったく別作品のキャラクターや設定を組み合わせた意図的な創作となっています。
そのほかバリエーションとして「ズゴックに乗ったグラハムが溶鉱炉に突っ込む」「グラハムが溶鉱炉で死んだ後メタル化して復活する」「グラハムと星街すいせいが一緒に溶鉱炉を出たり入ったりする」など、あえて荒唐無稽な情報を投稿することで、本編の内容を守ろうとする動きが広がっています。
この偽情報戦術について、あるファンは「人生を損するレベルのネタバレを避けるため」と、その意図を説明。実際、未視聴のガンダムファンからは「溶鉱炉とグラハムとズゴックの3点セットしか流れてこないので感謝しかない」という声もあがっており、ファンコミュニティによる自主的なネタバレ対策として機能しているようです。
一方で、一部の未視聴ファンからは「アスランとズゴックのせいで、親指立てて溶鉱炉に沈んでいくグラハムが本当にいる可能性を否定できないの怖過ぎ」という反応もありました。
なお、1月20日18時頃に本編の一部シーンを含む「Promotion Reel」動画が公開されました。それまでの3日間、ファンたちの愛あるうそは本編の驚きを見事に守り抜いたといえそうです。
(マグミクス編集部)