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原作を「忠実に再現」しただけなのに! 続編で物議を醸したアニメ

前作が注目されたアニメの続編は、自然と視聴者の期待も高まるものです。しかし、過去には期待されていた続編なのに、原作との違いによって視聴者の間で物議になった作品もありました。

ファンの期待と制作側の意図がズレていた?

画像は『涼宮ハルヒの大成ーSuper Blu-ray BOXー 初回生産限定版』Blu-rayジャケット(KADOKAWA)
画像は『涼宮ハルヒの大成ーSuper Blu-ray BOXー 初回生産限定版』Blu-rayジャケット(KADOKAWA)

 人気アニメの続編は、前作の勢いをそのままに自然と視聴者の期待が高まることも多くあります。しかし、過去には期待されていたにも関わらず、原作との違いによって視聴者の間で賛否が分かれた作品もありました。

 例えば、TVアニメ『約束のネバーランド』(原作:白井カイウ/作画:出水ぽすか)は、2019年に放送された第1期が原作準拠で好評だった一方、2021年放送の第2期は大幅に展開を改変し物議を醸しました。

 第1期では世界を統率する「鬼」の食料として子供たちを育てる孤児院が舞台となり、真実を知った主人公「エマ」たちの脱走劇が描かれます。しかし、エマたちを育てた孤児院の監督官「イザベラ」が、脱走を阻止しようと立ちはだかる物語です。

 第2期では第1期のラストで無事に孤児院を脱出したエマたちが、鬼の世界で逃亡しながら反撃の機会をうかがいます。第2期では、シリーズ構成に原作者の白井先生も参加したものの、原作の最後までを駆け足にアニメ化する形となり、一部の人気エピソードや関連する人物が省略されてしまいました。

 原作と異なる筋書きになった第2期には、視聴者から「第1期は面白かっただけに第2期が悔やまれる」「カットされた部分の映像化をいつまでも待っている」などと再アニメ化を希望する声もあがっています。

 一方、2008年放送のTVアニメ『GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-』(原作:相田裕)は、作品の雰囲気を原作マンガに寄せたことで賛否両論を巻き起こしました。同作は薬による洗脳を受け、肉体の一部を機械化された少女たちとテロ組織との戦いを描いた物語です。

 2003年に放送された1期『GUNSLINGER GIRL』は、あまり感情を表に出さない少女たちが悲壮感ただよう雰囲気のなか、過酷な運命に立ち向かうダークな世界観に改変されて好評を博しました。

 しかし、原作者の相田先生が関わった第2期では、女の子たちよりも大人の駆け引きに光が当たり、作品の雰囲気も明るくなります。原作の雰囲気や物語のテーマに近付けた結果ですが、第1期を推す視聴者にとっては「思ってたんと違う」展開になってしまったようです。

 また、TVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』(原作:谷川流)は、原作ライトノベルで描かれたエピソードをアニメオリジナルで広げたことで議論を呼びました。同作は女子高生「涼宮ハルヒ」によって結成された非公式の部活動「SOS団」にトラブルが舞い込んでくる物語で、2006年に放送された第1期は社会現象を起こすほど人気を集めました。

 2009年放送の第2期は第1期の再放送と全14話の追加エピソードで構成され、新作として原作5巻『涼宮ハルヒの暴走』に含まれる短編「エンドレスエイト」もアニメ化されています。エンドレスエイトは、登場人物たちが8月17日から31日までの夏休みを延々と繰り返すストーリーで、原作の場合は最後に突破した15498回目の物語を描いた短編でした。

 アニメシリーズのエンドレスエイト編で物議を醸した点は、ハルヒたちの過ごす夏休み最後の2週間を8週にも渡って繰り返し描いたことです。8週連続で、ほぼ同じ話を放送するという前代未聞の構成を忘れられない視聴者は多く、いまだにファンの間で語り草となっています。

(LUIS FIELD)

【画像】胸元ぱっくり←開けすぎだって! こちらがバニー姿の涼宮ハルヒです

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