ポケモン898体、人気投票1位“デデンネ”って? 「知らない」キャラが上位のワケ
毎年恒例「ポケモン人気投票」の結果が発表されました。『ポケットモンスター』25周年のアニバーサリーを迎える2021年、1位に輝いたのは「デデンネ」です。今や898種類もいる「ポケモン」、見覚えのないキャラクターが軒並み上位を占めた今年の結果に『ポケットモンスター』ならではの理由も発見できそうです。
2020年と2021年でトップ10総入れ替え! ランキングに何が起こった?

ゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』(以下、初代)が1996年2月27日に発売されたことを記念して、毎年2月27日は「ポケモンデー(Pokemon Day)」。例年催される「ポケモン人気投票」は、ファンを賑わせるメインコンテンツのひとつです。
『ポケットモンスター』25周年のアニバーサリーを迎える2021年、総票1,187,368票のなかからトップに選ばれたのは「デデンネ」。そこから約1万票以上の差をつけて2位に「チラチーノ」、3位には「ヤミラミ」がランクインしました。
今回の人気投票は、『ポケットモンスター』にそれほど詳しくない方にとってみれば、あまり見覚えのない「ポケモン」たちが人気を集めているように思われるかもしれません。
それもそのはず、今年のランキング上位のほとんどは、決して露出度が高いとは言い難い「ポケモン」たちが名を連ねているのです。
2021年の投票にはTwitterが採用されており、ひとりが何度でも投票しやすいシステムが敷かれていました。個人が特定の「ポケモン」に複数回投票することで、そのファンの愛情がランキング全体に影響を及ぼした背景も考慮せねばなりません。
それでも、2020年に行われた人気投票「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」と2021年のランキングではトップ10の様相がガラリと変わったこと、バトルの強さに加えルックスにも定評のある「ポケモン」たちが得票数を伸ばしていた2020年と比較すると、人気投票の毛色自体が変わったことは特筆すべきポイントでしょう。
たとえば1位の「デデンネ」は見た目の”かわいらしさ”とは裏腹に、アニメでの”作画の酷さ”が取り上げられたり、ゲームセンターの店員に「ピカチュウ」の進化系「ライチュウ」と間違われてクレーンゲームの景品に陳列されたり……と、何かと”ネタ要素”の強い話題が集中する「ポケモン」です。
また、ランキング8位の「マッシブーン」を今回のランキングで初めて見た方は、「ポケモン」らしからぬ姿に衝撃を受けたかもしれません。
彼の得票には人気実況者の影響もうわさされており、その強調されすぎた筋骨隆々なフォルムはいかにも”SNS受け”しそうな見た目をしていますが……事実、根強いファンもいるため、組織票や”ネタ”で得票数を伸ばしたと断言することはできません。
898種類いる「ポケモン」だからこそ、投票方法ひとつで順位は変わる

同じ『初代』に登場した電気タイプの「ピカチュウ」よりも「コイル」が人気を集めていることを疑問に持たれた方もいるかもしれません。
この事情は少し複雑です。
「子供たちが好きそうじゃない『コイル』の順位を上げてやろう」という2008年に起こったネットのいたずらがきっかけで、“悪ノリ”が「ポケモン人気投票」には慣習化されており、「コイル」は人気投票のたびに注目を集める存在になっているのです。
しかし、”嘘からでた誠”ではありませんが、企画のたび「コイル」に投票しているうちに「コイル」に愛着が湧くようになったファンも現れるようになりました。今となっては、今回の5位という結果が”悪ノリ”なのかどうかすら判別ができなくなっています。
繰り返しになってしまいますが、今回の結果に対し「今はこんな『ポケモン』もいるのか」と、なった方も少なくないはず。
知らない「ポケモン」が人気を集めていたり、投票手段によって結果が大きく変わったりすることは『初代』の発売から25周年を迎え、今や898種類も存在する『ポケットモンスター』シリーズだからこそ起こった投票結果とも言えるでしょう。
(ふみくん)







