『刃牙』大人気・烈海王の名場面! スピンオフもいいけど「復活希望」の声も?
烈海王は「異世界」から帰ってくるのか?

名言・名場面の多い烈海王は『刃牙』の「公式LINEスタンプ」でも、その言動による名シーンが多数採用されています。そのスタンプのなかでも異彩を放つのが、烈が涙を流し「ウワアアアオオォォ」と叫びながら、腕を「ブンブン」と高速で振り回して走っている姿です。
この場面は、烈海王が3部『範馬刃牙』の「野人戦争(ピクル・ウォーズ)編」で、誇り高き名勝負を見せた際の一幕。かつてティラノサウルスを捕食していた人類の遠い先祖で、驚異的な身体能力を誇るピクルは、自分に対して向かってくる「強者」にしか興味を持たず、食べないという誇り高き性格でした。
強敵ピクルとの対決を自ら望んだ烈海王は、「わたしが餌となっては如何か」と言い放ち対決が実現します。「中国4000年の技vsピクルの原始の肉体」の勝負のなかで、積み上げてきた武術が通じない烈海王は、「もう技術(わざ)は使用(つか)わない」と誓い、「烈海王」の名を「烈永周(本名)が護るッッ」と、技をかなぐり捨てて、上記のように腕を回す「グルグルパンチ」で泣きながら突進していったのです。
しかし、それでも身体に染み付いていた「術」を無意識で使ってしまう烈は、自分が目指していた「烈海王そのもの」の幻影を見て、「武に身を委ねる」姿勢でピクルに連撃を加えます。最終的にはピクルの強靭すぎる身体には勝てず、烈はピクルに「エサ」として右足を食べられてしまい、病院に運ばれました。
烈海王の敗北に終わったこの戦いですが、ネタとして愛される「グルグルパンチ」込みで、ファンの間では人気を集めています。戦いの後に目覚めた烈海王は、足を失ったことに動揺するよりも、本来は「負けたらピクルのエサになる」と誓っていたのに生き残ったことを恥じるという、気高い精神を見せました。
その後、片足となってしまった烈は、強さを追い求めボクシングの世界へ飛び込み、アメリカで数々の強敵と戦うなど、強さに対するストイックな姿勢を貫いています。この「ボクシング」編で、烈は手にはめたボクシンググローブを拳で「突き破る」という超絶技を見せましたが、本人は「古くて大きくて傷んだグローブを選んだ」自身を責めるなど、相変わらず自分に厳しい姿勢を見せました。
そして迎えた第4部『刃牙道』では、烈はクローンとして蘇った伝説の剣豪・宮本武蔵との一戦で、読者に衝撃を与えます。戦いに生きる男・烈海王は、武器の使用を解禁し、自分が身に付けた武術の総力を尽くして武蔵と戦いました。そして、師匠・郭海皇から伝授された奥義「消力(シャオリー)」も駆使し、武蔵に幾度も攻撃を加えますが、この勝負は最終的には烈が斬られて死亡というショッキングな結末を迎えたのです。
しかし、長年シリーズを支えた烈海王の人気は死後も衰えず、2020年からはまさかのファンタジー色の強い異世界転生スピンオフ『バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ』(原作:猪原賽、原案:板垣恵介、漫画:陸井栄史)も始まって、好評を博しています。異世界のモンスター相手でも烈海王の強さは相変わらずで、範馬勇次郎が刃牙に使った技「ドレス」をゴブリンで再現するなど、武術で異世界を圧倒中です。
ちなみに、本家シリーズの5部『バキ道』では、烈の右腕が盟友・愚地克巳の身体に移植されました。その右腕の体組織と、徳川光成率いる研究チームの「クローン技術」があれば、烈を蘇らせることもおそらく可能です。『バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ』でも、烈海王と出会った天草四郎が「異世界からもともといた世界への復活」の可能性があることを、ほのめかしていました。
一部のファンの間では、烈海王の本編への帰還を予想する声もありますが、果たして、烈海王が本家『刃牙』シリーズに、「復ッ活ッ」する日はやってくるのでしょうか。
(LUIS FIELD)





