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『刃牙』大人気・烈海王の名場面! スピンオフもいいけど「復活希望」の声も?

「世界最強」を追い求め戦い続ける男たちを描いた、人気格闘マンガ『刃牙』シリーズには、中国拳法界屈指の天才・烈海王が登場します。自分の武術に誇りを持ち、数々の活躍を見せた烈が、作中で残した名場面はネット上たびたび話題になっており、彼の人柄も浮かび上がってきます。

烈海王のかっこよくて優しい場面に注目が集まる!

範馬刃牙の「復活」を喜ぶ烈海王の名シーン!『バキ』22巻より(秋田書店)
範馬刃牙の「復活」を喜ぶ烈海王の名シーン!『バキ』22巻より(秋田書店)

 人気格闘マンガ『刃牙』シリーズは、強烈なキャラたちの残した、クセの強い名言・名シーンも見どころです。特に中国拳法を極めた天才・烈海王の言動の数々には、「中国4000年の歴史」を感じることができます。シリーズ途中で死亡してしまったものの、現在でも強烈な存在感を示し続ける烈海王の名シーンを振り返ります。

 烈海王は1部『グラップラー刃牙』の「最大トーナメント編」で初めて登場し、準決勝までほぼ無傷で勝ち上がる圧倒的な強さを見せましたが、主人公・範馬刃牙に敗北しています。当時の烈は中国拳法の強さを証明するために大会に出場し、他の武術を見下したかのような発言もありました。それも、彼の圧倒的な実力と、中国拳法への自負があったからなのですが、登場からしばらくの期間は「嫌なやつ」と思われていたかもしれません。

 そんな「最大トーナメント編」の最中でも、烈海王は強烈な名言を残しています。「キサマ等の居る場所は既に…我々が2000年前に通過した場所だッッッ」と叫ぶ烈海王。天才空手家・愚地克巳が生み出した必殺技「マッハ突き」を見て、烈海王の口から出た一言で、実際に烈は克巳を瞬殺しています。

 続く刃牙との試合では、刃牙が烈海王との試合をすでに「想像上」で終わらせてくるという状況のなかで善戦するも、そのあまりの強さゆえに、刃牙の「範馬の血」を目覚めさせてしまったことで敗戦。しかし記憶に残る名勝負を残し、その後も物語を盛り上げる人気キャラとして定着していきます。

 2部の『バキ』以降、どんどん紳士的な人物になっていった烈海王は、数々の「優しい名場面」を残しました。例えば、「最凶死刑囚編」で、一度は殺し合いをした敵・ドイルを救うため、彼を背負って最短距離を突っ走ります。そして、途中に川があることに気づいた烈海王は……「問題はない!!15メートルまでなら!!!」と、人ひとりを担いだ状態で、川に沈むことなく渡り切るというとんでもない脚力を見せつけました。

 このシーンは、「エリマキトカゲの走り方そっくり」とイジる声もあるなど、烈海王の代表的シーンとして有名です。右足が沈む前に左足を出すという、都市伝説のような芸当を見せていますが、足の指で相手の身体をつかんで投げ飛ばせるほどの足技の持ち主なので、これくらいはギリギリできるのかもしれません。人を助けるためにこそ、最大限に実力を発揮するという点も、好感度が上がります。

「最凶死刑囚編」では、「敗北」によって精神が幼児退行してしまった死刑囚・ドリアンに対して、烈海王(海王でもあるドリアンの後輩)が「キャンディを買ってあげる」ことを約束する場面も。人気のシーンです。ドリアンに優しい言葉をかけながら、目に涙を浮かべる烈の姿が印象的でした。

 その後の「中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)編」では、柳龍光の「毒手」で死にかけた刃牙を助けるために、烈はさまざまな手を尽くします。再度「毒手の使い手」である李海王と刃牙を戦わせるという無茶な手段ではありましたが、最終的に刃牙の毒は見事「裏返り」ます。そして、烈の振る舞った食事と「14キロの砂糖水」で、刃牙の身体が完全回復した場面では、烈は「復ッ活ッ」「範馬刃牙復活ッッ」と連呼。こちらも有名な場面となりました。

【画像】顔赤くなってる?『刃牙』烈海王のかわいい場面(7枚)

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