アニメも楽しみ! 『範馬刃牙』最強父・勇次郎の衝撃シーン 「尖りすぎて落雷が…」
人気格闘マンガ『刃牙』シリーズの人気キャラである範馬勇次郎は、地上波で放送されているアニメ『範馬刃牙』の「野人戦争(ピクル・ウォーズ)編」でも、圧倒的な存在感を示しています。今回は、原作マンガの第3部『範馬刃牙』から、これからアニメで視聴するのが楽しみな勇次郎の名・珍場面を紹介します。
勇次郎の意外すぎる一面

格闘マンガ『刃牙』シリーズの最強キャラである範馬勇次郎は、多くの名・珍場面を生み出しており、ネット上でも大人気です。
そして、現在地上波で放送中の、アニメ『範馬刃牙』の「野人戦争(ピクル・ウォーズ)編」でも抜群のインパクトを残しており、今後地上波放送されるであろう「親子喧嘩編」(Netflixで全話配信済み)への期待も高まっています。今回は、「野人戦争(ピクル・ウォーズ)編」以降のアニメ化が楽しみな、勇次郎の名・珍シーン紹介します。
●尖りすぎて放電装置になる勇次郎
「地上最強の生物」である勇次郎は、名実ともに突出している「尖った」存在です。第3部では、その尖り具合を表す、驚きのエピソードが描かれました。
花火大会の見物客でごった返していた橋の上のブロンズ像に、突如10億ボルトの雷が落ちます。普通なら、見物客たちは感電するはずですが、雷はたまたまその場にいた勇次郎に集まり、そこから飛散したのです。
この信じられない現象のニュースを見た地下闘技場トーナメントの主催者・徳川光成は、「飛行機に落ちた雷が、機体に装着された尖った放電装置から出ていくように、勇次郎という尖った存在から雷は出ていった」ことを説明しました。
物理法則すら捻じ曲げる、「勇次郎だから」で納得せざるを得ない珍場面です。勇次郎が感電した際には、昔のギャグアニメのように彼の「激怒している」骨格が透けて見えるなど、コメディ表現も楽しい場面で、思わず笑ってしまった方も多いのではないでしょうか。
●食育する勇次郎
「野人戦争(ピクル・ウォーズ)編」後、刃牙は長年の目標だった父・勇次郎との戦いに挑む決意を固めます。しかし、刃牙が望んだのは「決闘」ではなく、あくまでも「親子喧嘩」だったため、彼は自宅に勇次郎を招いて食卓を囲みました。
そんななか、勇次郎は自分の挙動に注視し食事への集中力を欠いていた刃牙に、「漫然と口に物を運ぶな」「何を食べているのかを意識しろ」と、「食べる側の責任」を説きます。さらに、防腐剤や着色料などの化学物質を使用している食材を、「健康にいいもの」と認識している刃牙の考えを正したうえで、「毒も喰らう 栄養も喰らう」と最強の男らしい食に対する向き合い方を伝えたのです。
刃牙に食育をする姿や、あまりにもきれいな食材の食べ方、真面目な食への向き合い方など、勇次郎への見方が変わる重要な場面でした。さらに食事後は、ふたりは皿洗いを巡ってじゃんけんをするのですが、勇次郎は刃牙が出したグーを、自分のチョキを使って無理やりパーにし、「強さ」とは何かを教えます。勇次郎らしい親子の触れ合いも見せており、平和な気持ちになれる場面です。
●勇次郎が見せた情けない顔での懇願
刃牙の自宅での食事では「親子喧嘩」には至らず、勇次郎は刃牙をホテルの高級レストランに招待しました。そして、高級レストランでの食事中の会話から、「親子喧嘩」へと発展していきます。そして、勇次郎は互いに拳を交えつつも、なかなか本気で仕掛けてこない刃牙に、「もういい加減によォ 父さんに実力見せてくれよォォッ」と、情けなく懇願したのです。
勇次郎が顔面をこれでもかと崩し、髪までしおらせて懇願する様は衝撃的で、アニメでは勇次郎役の大塚明夫さんの演技も相まって、より印象的な場面となりました。
また、この高級レストランでは、刃牙にマナーなどの教育を怠っていたことを指摘された勇次郎が、「イヤミか貴様ッッ」と返したコマがネットミームとして広まっており、地上波放送でのネットの反応が楽しみな場面です。
●自分で自分を真似る「範馬勇次郎拳」
勇次郎と刃牙の親子喧嘩では、終盤で勇次郎が見せた「エア味噌汁」が有名ですが、他にも「さすがは勇次郎」というべき場面がいくつもあります。
ヒートアップしていく親子喧嘩のなかで、刃牙は動物を模倣する拳法「象形拳」を繰り出しました。刃牙が模倣した動物は、白亜紀の最大級の角竜トリケラトプス。170cmにも満たない刃牙が、恐竜の模倣によって、勇次郎を押し切ったうえで車を横転させるなど、恐るべき突進力を生み出したのです。
勇次郎は、見事な象形拳をみせた息子に賛辞を送ったあと、驚くべき象形拳の完成形を披露します。勇次郎がみせた象形拳は「勇次郎拳」でした。勇次郎が模倣したのは、自分自身だったのです。
たしかに、勇次郎より強い生物は存在しませんが、自分で自分を模倣する象形拳は、勇次郎と言う強烈なキャラクターがなければ成立しないものでした。そして、親子喧嘩を見ていたギャラリーたちは、大国を恐れさせる勇次郎の放つ「衝撃そのもののカタチ」や、彼の持つ武力の「美しさ」を目撃するおとなります。
『刃牙』シリーズの集大成ともいえる第3部『範馬刃牙』は見どころだらけで、他にも多くの名・珍場面があり、「親子喧嘩編」の地上波放送への期待は高まるばかりです。
(SU_BU)