「本気」出しすぎでしょ! 作画&物語が高評価な冬アニメ4選「目が離せん…」「たまんねぇ」
第1話で「すべて」を持っていった傑作ロボアニメ

お次はいろいろな意味で話題を呼んだ第1話により、今期最注目のダークホース枠となったロボットアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』です。タイトルから受ける印象は王道のスーパーロボットアニメといった雰囲気ですが、冒頭から想像以上にリアル寄りなロボットの戦闘シーンが描かれ、視聴者を驚かせていました。たとえるなら「マジンガーZだと思っていたらアーマードコアだった」というような衝撃ではないでしょうか。
まるでミリタリー映画のような大迫力で本格的な戦闘シーンが繰り広げられるのですが、実はこれらはすべて壮大な「前振り」でした。これ以上はネタバレになるのであえて割愛するものの、とにかくまずは第1話だけでも視聴してみてください。
最後は、『交響詩篇エウレカセブン』をはじめとする数々の名作アニメを生み出してきた「BONES」のオリジナルアニメ『メタリックルージュ』をご紹介します。アクションシーンに定評のあるアニメスタジオの新作SFアクションとあって、放送前から比較的コアなアニメファンから注目されていました。
そしていざ蓋を開けてみると、期待通りのド派手なバトルアクションが描かれ、「アクションがえげつない」「世界観と映像だけでもたまんねぇ」などと視聴者のあいだで大きな話題になっています。組織やオリジナル技術の名前といった専門用語が多いものの、物語全体の流れは今のところ1話完結で分かりやすく、アクションのかっこよさだけで見続けられます。そして何より主人公のルジュ(CV:宮本侑芽)がかわいいです。
派手なアクションシーンだけでなく、何気ない日常芝居も丁寧に描かれているので、ルジュやその相棒であるナオミ(CV:黒沢ともよ)の魅力が十二分に引き立っています。
とはいえ作画や物語のクオリティが高いからといって、その要素が大ヒットにつながるとは限りません。むしろダークホース的な作品の人気が爆発することもあるのが、アニメ業界の難しいところです。現在注目を浴びているハイクオリティアニメは、どれだけ成功を収められるのか、注目していきましょう。
(ハララ書房)