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声優のなかで最も「異世界転生」しているのは? 約100作からトップ5を調査

少女役を演じることが多い女性声優が1位に

『幼女戦記』ビジュアル (C)カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記2製作委員会
『幼女戦記』ビジュアル (C)カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記2製作委員会

●1位:悠木碧さん(4pt)

 1位は『幼女戦記』のターニャ・フォン・デグレチャフを始め4作品で主人公を演じている悠木碧さんでした。『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』のアズサ・アイザワはともかく、『蜘蛛ですが、なにか?』の「私」(蜘蛛子)や『佐々木とピーちゃん』のピーちゃん(しかもこちらは異世界から現代世界に転生したという「レア種」!)といった人間以外の種族の主人公を複数演じているという点が特筆すべき点です。

 転生をともなわないファンタジー作品『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』のレーコを含めると、悠木さんは4.5ptと他を圧倒します。ほかのジャンルやサブキャラクターでも聞けるとおり、ずば抜けた演技力を持つ彼女が人気ジャンルで主人公に抜擢されるのは当然かもしれません。

●「異世界ファンタジー」という条件だと……?

 ちなみに『佐々木とピーちゃん』のピーちゃんと並ぶ主人公である佐々木を演じたのは杉田智和さんでした。彼は今回の集計方法では1ptでしたが、『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』などジャンル的に近いファンタジー作品を含めると4ptと上位に食い込みます。同様に『八男って、それはないでしょう!』や『冰剣の魔術師が世界を統べる』など強烈な作品の主人公役である榎木淳弥さんもポイントを伸ばす声優のひとりでした。

 このように条件が少し変わるだけでポイントが大きく変動し、カウントし損ねている作品もありそうですが、上位の声優さんをながめると比較的、納得がいく結果ではないでしょうか。「だからどうした」と言われればそれまでの調査ですが、今後も多数生まれるであろう異世界転生アニメを楽しむ際の参考にしていただければ幸いです。

(はるのおと)

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