「息を呑むほど美しい」「風景が実写以上」 作画が美麗な2024年春アニメ
迫力満点の試合の作画に圧倒される
●『忘却バッテリー』

野球部がない都立高校を舞台に高校野球を描いた『忘却バッテリー』(著:みかわ絵子)は、「少年ジャンプ+」で連載中の同名マンガが原作です。
ダブル主人公の捕手「要圭」(CV:宮野真守)と投手「清峰葉流火」(CV:増田俊樹)は、中学生時代に怪物バッテリーと呼ばれ、数々の野球選手を絶望させてきました。しかし、要が記憶喪失になったことで、ふたりは野球部がない都立小手指高校に入学します。そこには、怪物バッテリーの圧倒的な強さに絶望した、「山田」(CV:梶裕貴)をはじめとする野球を辞めたメンバーが集結していました。
そして、元怪物バッテリーと、辞めてもどうしても野球に惹かれてしまうメンバーたちは、発足したばかりの野球部に入り甲子園を目指すことになります。
本作は『呪術廻戦』など数々のヒット作を手がけたMAPPAが制作しており、迫力のある作画は本作でも健在です。例えば、1話終盤で清峰が全力で投げるシーンは、投げる直前の手元を映したスローから一転、スピード感あふれる豪速球が要のミットへ一直線に向かい迫力満点でした。ほかにも、4話で要の顔面にファウルチップが直撃した描写は、要の目線で描かれ、あまりの迫力に恐怖を覚えてしまうほどです。
これらの作画は「作画が良すぎて怖い」「あまりにも自然過ぎて目がいかないかもだけど、小さな仕草や野球の動きなど、作画の素晴らしさを感じる」「野球中継じゃ見られない野球が見られる」とファンから好評で、今後の野球の試合の作画にも期待が高まっています。
『忘却バッテリー』はテレ東系列にて毎週火曜深夜24時から放送中です。
(LUIS FIELD)