5周年のアイドル育成ゲーム『あんさんぶるスターズ』が女性たちに「刺さる」5つの理由
アプリだけではなく現実世界でライブも

(4)リアリティのある物語、だからこそ引き立つ「アイドルの夢」
リニューアルしたアプリでは、前回のシリーズで3年生だった各メンバーの卒業後、つまり現在の新しいストーリーが描かれています。「アイドル育成ゲーム」なので夢のあるストーリーかと思いきや、中身はリアリティのある話が満載で、業界の表と裏、人間の裏の顔、お金のことなど、赤裸々に綴られています。
高校生時代のストーリーでは、喧嘩や衝突、人を利用しようと画策する者、宗教や思想など、人間のドロドロとした部分もしっかり描かれました。現在の新しいストーリーでは、アイドルも仕事(職業)のひとつであること、そしてユニットごとの抗争なども描かれています。
とはいっても、「アイドル=夢がない」というわけではなく、物語の主軸である「アイドルになること、夢をずっと追いかけていくこと」はブレずに描かれています。現在のストーリーは高校生時代のストーリーとつながっているので、両方読んでみるのがおすすめです。アイドルはキラキラしているけど、特別なものではないということがわかります。
(5)熱くなれるライブイベントが用意されている
キャラクターがスクリーン上で歌い踊る、いわゆる「CGライブ」はファンに大人気のイベント。毎回出演ユニットが増え、2021年に5回目の開催が予定されています。CGだからと侮るなかれ、歌って踊ってMCもします。同じ振り付けをしていても、キャラクターごとにダンスの個性が出ています。さらに衣装も曲ごとに変わったりするのです! 楽曲も生演奏で、キャラクターがCGであること以外はまさにライブ。まるで実在のアイドルのライブを見ているようです。
また、担当声優たちがユニットごとにステージに立ち、歌声やダンスを披露するキャストライブ「スターリーステージ」も過去2回行われ、どちらも大盛況で幕を閉じました。2020年はは前回より会場規模の大きいメットライフドームで開催予定でしたが、残念ながら新型コロナの影響で中止に。ファンの間では2021年の開催を願う声が絶えない目玉イベントです。
自分の「推し」を見つけやすく、感情移入できるキャラクターとストーリー。そしてリアルに楽しめるイベント……それらの要素が多くの女性ユーザーを熱中させているのです。アプリリリースから5年経っても活発な更新を続けている『あんスタ』は、キャラクターの個性や、ユニットの楽曲など、さまざまなところから自分だけの魅力を見つけられるでしょう。女性だけではなく、男性の方もぜひ、『あんスタ』の世界に触れてみてはいかがでしょうか?
(櫻野優里亜)