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『ロミオの青い空』25年経っても心に残る3人のヒロイン…「強さと素直さ」が胸をうつ

1995年に放送された世界名作劇場『ロミオの青い空』は、今年2020年に放送から25周年を迎えました。9月にはそのことをを記念した全話無料配信も行われ、再び話題になっています。今回は同作に登場した、忘れられない3人のヒロインについて振り返ります。

性格や境遇が全く異なる3人のヒロイン

『ロミオの青い空』DVD3巻(バンダイビジュアル)。ジャケットではロミオとアンジェレッタが描かれる
『ロミオの青い空』DVD3巻(バンダイビジュアル)。ジャケットではロミオとアンジェレッタが描かれる

 世界名作劇場の第21作目として1995年に放送された『ロミオの青い空』が、今年で放送25周年を迎えました。イタリア・ミラノを舞台に、煙突掃除夫として奮闘する少年ロミオとアルフレドの友情物語は多くの視聴者の心をとらえましたが、主人公のロミオが作中で出会った3人のヒロインもまた、視聴者の心に残る魅力や個性をもっていました。

 最初にロミオが出会ったヒロインは、アンジェレッタ。ロミオが煙突掃除夫として売られた親方の家で暮らしている、身体の弱い女の子です。心臓が悪く、部屋から外に出ることができません。

 あるきっかけでアンジェレッタと知り合ったロミオは、病気のため「本物の青空を見たことがない」という彼女のために、スケッチブックに青空を描くと約束します。アンジェレッタは部屋の窓から毎日変わる空を眺め、道を歩く人びとなど、たくさんのことを見つめ、たくさんのことを知っていました。持ち前の想像力でいろいろなことを想像していたのです。

 当初、親方の家の誰もがロミオに冷たく接するなか、彼女だけがロミオと心を通わせられる存在でした。ロミオもまた、部屋から出られないアンジェレッタのために行動することを、誇りに思っていました。アンジェレッタが治療のためミラノを離れてからは物語に一切登場しなくなりましたが、多くのファンが彼女のその後を思いやったのではないでしょうか。

 ふたり目のヒロインはニキータ。赤髪のショートカットで気が強い女の子。ミラノの不良少年達の集まりであるオオカミ団の一員です。男言葉を話し、服装も男の子で、完全に男の子のフリをしていました。ロミオも最初は男の子だと思っていたのです。

 しかし、ロミオの親友のアルフレドは最初に会った時から、ニキータが女の子であること、そして本当は優しい子であることに気づいていました。最初は反発していたニキータでしたが、素直で勇気のあるロミオや女の子として扱ってくれるアルフレドと関わることで、笑顔や明るさが出てきて、女の子らしい部分を見せるようになっていきます。

 アルフレドが亡くなった後は、彼が生前に言った「髪に花を飾ればきっと似合う」の言葉どおり、髪に花をつけてアルフレドの墓を訪れています。彼女のまっすぐな思いを応援したくなった視聴者も多かったのではないでしょうか。

【画像】『ロミオの青い空』前後半のヒロインが一緒に…こんな結末を見たかった

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