マグミクス | manga * anime * game

初代『モンハン』手間がかかる、難易度高すぎ…なのに「駄作」ではない理由とは?

手間だらけだった『初代』それでも挑みたくなる魅力

Nintendo Switch『モンスターハンターライズ』(カプコン)
Nintendo Switch『モンスターハンターライズ』(カプコン)

 ハンティングアクションゲームという新境地を切り開いた『初代』ですが、多くのユーザーから関心を引いたと同時に、その煩雑さと高難易度(モンスターの強さを含む)に戸惑う声も数多く上がっていました。

 例えばハンター生活に欠かせない「アイテムボックス」を例に出すと、「ボックス内で素材やアイテムを一括整理できず、手動で位置を変えなければならない」、「ボックスを拡張できないため、どんなにアイテム数が潤沢でも最大100枠までしか保存できない」……といった具合。さらに装備品を制作する際はアイテムボックスから使用素材をポーチに入れ替える手間が生じ、場合によってはボックスと武具屋を何度も往復することもしばしば。アイテム調合も当然ポーチに入れ替えて行わなければならず、複数所持が前提の調合アイテム(ボウガンの弾など)も、1個ずつボタンを連打して生成する必要がありました。

 アイテム関連と同様、各武器カテゴリー(計5つ)においてもバランス調整、もとい攻撃モーションの少なさゆえに不遇な位置に甘んじる武器も見受けられました。特に「ハンマー」はその代表格で、高火力な攻撃モーション(振り下ろし→打ち上げ)が存在せず、リーチの短さもあいまって「大剣の劣化版」という見方が少なくありませんでした。

 上述を踏まえて必ずしも快適にプレイできるアクションゲームと言えなかった『初代』。ところが決して駄作ではないのは売上本数やクチコミ人気が示している通りで、本作には一連の煩雑さを乗り越えた先に光る、唯一無二の魅力が秘められていました。

 とりわけ筆者が個人的に大変だと感じたのは巨大モンスター戦。『初代』を象徴する飛竜種「リオレウス」の業火に何度も焼かれつつ、現地調達した回復アイテムを使い切ってまでギリギリの攻防を繰り広げ、瀕死の状態で討伐できた際の達成感と心の叫びは十数年経った今でも忘れられません。

 最新作『ライズ』がシリーズ初心者も快適に楽しめるように工夫されているからこそ、荒削りな『初代』の存在感が際立つ今日このごろ。アイテム関連の取り扱いにはじまり、ペイントボールを使ったモンスターのマーキング、ピッケルや虫あみを片手に走り回る日々、カメラワークの悪さを我慢しながら挑むモンスター討伐など、進化の過程で消えていった部分が少し名残惜しく感じました。

(龍田優貴)

【画像】『モンハン』関連タイトルを振り返り(6枚)

画像ギャラリー

1 2 3

龍田優貴関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

ゲーム最新記事

ゲームの記事をもっと見る