アニメ業界の記事一覧
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昔の冷遇からは信じられない? 日本アニメはどうやって社会的地位を高めてきたのか
2024.06.23現在の日本のアニメは世界からも絶えず注目され、原作サイドやTV局、音楽方面など多種多様な領域で重要な地位を占めています。しかし、かつてのアニメは子供向けとされ、軽んじられていました。アニメはどのような道を経て、現在のような地位を獲得したのでしょうか?
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中年世代の一部に存在する「極端にアニメを嫌う人」 背景にあった「社会的事件」とは?
2024.06.16かつてアニメは「テレビまんが」と呼ばれ、あくまで子供が見るものとされていた映像作品でした。今では子供から大人、高齢の世代でも最新のアニメを楽しんでいる人がいます。一方で、40代後半から50代半ばの世代の一部に、「極端にアニメを嫌う層」が存在しています。それには、かつて社会を震撼させたあの事件が大きく影響しているのではないでしょうか。
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なぜドラマの原作改変が多く、アニメは少ないのか 「媒体の違い」だけではない?
2024.06.14『セクシー田中さん』の一件では、日本テレビと小学館、双方の報告書の内容から、原作者である芦原妃名子さんの「原作に忠実にしてほしい」という要望が伝言ゲームのなかで握りつぶされていく様が明らかになりました。しかしそもそも、なぜドラマの脚本は改変されるのか、近年原作に忠実な作品が多くなったアニメと対比して考察します。
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アニメファンの憧れ「ガイナックス」はなぜ消えた 『エヴァ』のヒットも救済とならなかった理由
2024.06.132024年6月7日、株式会社GAINAXの倒産が発表されました。かつてOVA『トップをねらえ!』やTVアニメ『ふしぎの海のナディア』『新世紀エヴァンゲリオン』など数々のヒット作を送り出し注目を集めたアニメ制作会社ですが、2010年代半ば以降はほぼ活動停止状態に陥っていました。アニメファン目線で、輝ける日々から倒産に至るまでの流れを振り返ります。
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偶然じゃなかった? 歴史的アニメ映画3作が1984年に上映された理由
2024.06.071984年には『風の谷のナウシカ』『超時空要塞マクロス~愛・おぼえていますか~』『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の3つの映画が公開されました。いずれもいまなお人気が高く、テーマ、演出、作画などさまざまな面でアニメの水準を大きく引き上げました。なぜこの年に3作が登場したのでしょうか?
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昭和だとしても「アウト」! 『宇宙戦艦ヤマト』西崎義展氏の不適切すぎた生涯
2024.05.06マンガやアニメの黎明期だった「昭和」時代には、現在の常識では考えられないような逸話を残すクリエイターたちが存在しました。常識にとらわれないがゆえに、大ヒットを生み出すことに成功したレジェンドたちです。『宇宙戦艦ヤマト』のヒットメーカーだった西崎義展プロデューサーの、破天荒な生涯を振り返ります。
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アニメ「1980年の変」? 富野監督の暗黒面が発動、宮崎監督は偽名に
2024.05.03『機動戦士ガンダム』でアニメ界の新時代を切り開いた富野由悠季監督は、続く『伝説巨神イデオン』で商業アニメの限界に挑むことになります。アニメ界の二大巨匠、宮崎駿監督と富野監督にとって、1980年は「エアポケット」に入ったような状況でした。『ルパン三世』第2期の最終回が放映されるなど、アニメ史において実に興味深い1年です。
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1979年は「アニメが進化した年」だった? 『ガンダム』放映に『カリオストロの城』公開
2024.04.301979年は若者文化が一気に広がった時代でした。ソニーの「ウォークマン」が発売され、大友克洋氏の初の単行本『ショート・ピース』が刊行されました。そして、『機動戦士ガンダム』がTV放映され、『ルパン三世 カリオストロの城』が劇場公開された記念すべき年でもあります。「テレビまんが」が「アニメーション」へと進化した1979年を振り返ります。
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声優・甲斐田裕子さん、「音声生成AI」「倍速視聴」に警鐘 「役者は<余白>を演じている」
2024.04.25インターネット上に声優の声をAIに学習させた無断生成コンテンツが広がっており、プロの声優たちは危機感を募らせているようです。一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)に取材し、生成AIや昨今利用者も多い「倍速視聴」が声優業界に与える影響について訊きました。
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昭和にあった「コレジャナイ」人気アニメのバッタもん 「後追い・類似企画」はなぜ減った?
2024.04.20昭和から平成の初期にかけての時代には、何かのコンテンツがヒットすると、似たよう作品が次々と放送され、お茶の間をにぎわせたものです。しかし最近ではあまり見かけない光景になりました。なぜなのでしょうか?