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中年世代の一部に存在する「極端にアニメを嫌う人」 背景にあった「社会的事件」とは?

かつてアニメは「テレビまんが」と呼ばれ、あくまで子供が見るものとされていた映像作品でした。今では子供から大人、高齢の世代でも最新のアニメを楽しんでいる人がいます。一方で、40代後半から50代半ばの世代の一部に、「極端にアニメを嫌う層」が存在しています。それには、かつて社会を震撼させたあの事件が大きく影響しているのではないでしょうか。

「ある特定の世代」に一部見られる、アニメへの嫌悪感

アニメを「卒業」した大人も、現代のアニメの面白さを知るきっかけとなった『鬼滅の刃』 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
アニメを「卒業」した大人も、現代のアニメの面白さを知るきっかけとなった『鬼滅の刃』 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 今や、アニメは多くの日本人にとって日常の一部と化しています。かつてアニメが子供向けに作られていた時代には、「中学生くらいでアニメは卒業するもの」という社会的な通年もありましたが、現在のアニメは大人でも楽しめる高いクオリティを誇る作品も多く、老若男女問わずアニメを楽しむ人が増えています。

 特に高齢の世代については、そもそも日本でアニメの放送が始まり、盛んになった1960年代や70年代に子供時代を過ごした人がまだまだ現役です。空前の大ブームを巻き起こした『宇宙戦艦ヤマト』が初放送されたのは1974年で、コミックマーケットが初開催されたのは1975年です。この時期に中学生や高校生だった方はいま60代ごろでしょう。定年退職などで時間ができた人が、たまたまTVで見かけたアニメのクオリティの高さに驚き、またアニメを観始めたという話も耳にします。

 一方で、40代半ばから50代半ばまでの中年世代の一部に、「アニメを極端に嫌う人」も存在しています。企業などでアニメのコラボ企画を行おうとした際に、若い人たちが進めていた企画を、上司が「アニメなんかやるな!」と潰しにかかる事例が発生しているのです。

 なぜ、その上司はアニメを嫌っているのでしょうか。アニメを嫌う理由は子供っぽいから、時間の無駄だから、暴力的だから、性的だからと、理由は人それぞれでしょう。しかし実は、ある特定の世代には別の理由もあります。

 それは「アニメが好きな奴は社会の敵だから」という見方です。

 そのような考えをもっている人は、おそらく「宮崎勤事件」の報道に遭遇した可能性が高いと思われます。

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