ブルース・リー作品がGWに一挙放送 いわくつき映画『死亡遊戯』も 世界に遺した「ドラゴンの伝説」
人気マンガ『北斗の拳』の主人公のモデルは、複数の映画スターだと言われていますが、そのひとりがブルース・リーです。1970年代に活躍した彼の勇姿は、『ドラゴン危機一発』などの主演映画で見ることができます。格闘技ブームの発火点となったブルース・リー伝説を振り返ります。
GWに『ドラゴン危機一発』ほか主演映画を連日放送

「考えるな、感じろ」
アクション俳優のブルース・リーが、映画『燃えよドラゴン』(1973年)で弟子に語った有名なセリフです。ブルース・リー映画を観て育った世代にとっては、忘れられない言葉となっています。
2026年のGW期間中、BS12ではブルース・リー主演映画を連日にわたって放送します。5月2日(土)は夜7時35分から『ドラゴン危機一発』(1971年)、同3日(日)は夜8時から『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972年)、同4日(月)は夜8時5分から『ドラゴンへの道』(1972年)。さらに同5日(火)の夜8時からは『死亡遊戯』(1978年)、というラインアップです。
1970年代、香港出身のブルース・リーは世界中に「ドラゴン」ブームを巻き起こしました。彼の人気によって、香港映画界は大変な活況となりました。ジャッキー・チェンやサモ・ハン・キンポーは、若手時代にブルース・リーの薫陶を受けた世代でもあります。
アクション映画史に大きな足跡を残した、ブルース・リーの伝説をたどってみましょう。
世界中にドラゴンフォロワーが続出
18歳で単身渡米し、TVドラマ『グリーン・ホーネット』などに出演したブルース・リーは、香港帰国後に『ドラゴン危機一発』で映画初主演を果たします。鍛え上げられた身体から放たれるアクションの迫力とスピードは、瞬(またた)く間に評判となりました。
続く『ドラゴン怒りの鉄拳』では、「アチョーッ!!」という怪鳥音、さらに「ヌンチャク」が披露されます。クライマックスの腕の動きは、まるで「千手観音」のようです。世界中に、ブルース・リーの物まねをする若者たちが続出します。
イタリアのローマで撮影された『ドラゴンへの道』では、主演だけでなく製作・脚本・監督も兼任しました。3月に亡くなった米国のアクション俳優チャック・ノリスさんとは、コロッセオで激闘を繰り広げています。
身長は170センチ前後だったブルース・リーが、白人の大男たちをなぎ倒す様子は爽快感がありました。1970年代、欧米人に対してコンプレックスを抱きがちだったアジア人にとって、彼は単なるアクション俳優以上の存在だったのです。
イラストレーターのみうらじゅん氏は、中学生時代にブルース・リーに憧れ、少年マンガ誌に広告が掲載されていた「通信空手講座」に申し込んだそうです。みうら氏はすぐに挫折したそうですが、ブルース・リーの存在は多くの人に多大な影響を与えています。




