令和時代に「裏番組問題」が再浮上? 「配信で解決」できぬ問題、対策はあるのか
家庭用ビデオデッキが普及する以前は、複数のTV局で同じ時間に放送されるアニメのどれを見るのか困る「裏番組問題」がありました。ビデオ録画か可能になって解消されたかに見えましたが、令和の時代になって再び「裏番組問題」が浮上してきました。果たして解決策はあるのでしょうか?
「リアタイ視聴」の重要性が高まっている?

今から40年以上前の昭和時代、子供たちを悩ませていたのが「裏番組問題」でした。「見たいアニメが同じ時間に放送してる! どっちを見よう?」という問題は、「プロ野球中継」でアニメ放送が流れるケースに次いで、子供たちのアニメ視聴に悪影響を与えていたのです。
代表的な裏番組対決と言えば、1974年の『アルプスの少女 ハイジ』と『宇宙戦艦ヤマト』が良く知られています。どちらも不朽の名作ですが、この対決は、初回放送時は『アルプスの少女 ハイジ』と後継番組の『フランダースの犬』に軍配が上がりました。しかし当時はアニメの再放送も多かったため、真なる名作であれば復活の可能性は高く、その後の『ヤマト」の人気は皆さんもよく知るところです。
1981年のロボットアニメ『太陽の牙 ダグラム』と『六神合体ゴッドマーズ』も、ほぼ同じ時間に放送され、子供たちを大いに悩ませました。『ダグラム』はミリタリーと政治路線、『ゴッドマーズ』は超能力と美形キャラと、まったく異なるタイプの作品です。どちらも今なお話題となっていることをふまえると、視聴層ははっきり分かれていたと考えられます(なお筆者は当時、姉にチャンネル権を握られたため「ゴッドマーズ」を観ておりました)。
1980年代半ば以降は家庭用ビデオデッキの普及も進み、現在は配信サービスが普及したため、裏番組問題など起こるはずがない……と考えていました。しかし、令和の時代に思わぬ形でこの問題が再浮上しています。複数の大人気番組が同じ時間に放送されていると、SNSでの話題が分散されてしまうのです。



