『鬼滅の刃』“裏設定”噂される「モブキャラ」4選 「実は黒幕」「元鬼殺隊」の声も
TVアニメ『鬼滅の刃』の再放送を懐かしみながら視聴しているファンは多いでしょう。あらためて見返すと新たな発見と感動がある『鬼滅の刃』で、「登場は短くても物語に大きな影響を与えた」キーパーソンに注目しながら振り返ります。
登場は一瞬だが、インパクトは絶大

2026年4月5日(日)よりTVアニメ『鬼滅の刃』の再放送が始まり、「朝から泣けた」「このころの炭治郎、まだ丸くてかわいい」「義勇さんは1話目から外見も中身もイケメンでした」など、懐かしみながら視聴しているファンの感想がネット上でも数多く見られます。あらためて見返すと新たな発見と感動がある『鬼滅の刃』で、「登場は短くても物語に大きな影響を与えた」キーパーソンに注目しながら振り返ります。
まずは、第1話で夜道を帰宅しようとする「竈門炭治郎」を引き留める「三郎じいさん」です。そして、三郎じいさんの家に泊まったことで、炭治郎の運命は大きく変わりました。三郎じいさんは、「夜は人喰い鬼が出る」こと、「鬼は家にも入ってくる」こと、「鬼狩り様が鬼を斬ってくれる」ことという、その後の物語に深くかかわる情報を炭治郎に与えたのです。
もし、そのまま帰宅していたら、炭治郎は「物語の最初の犠牲者のひとり」で終わっていたかもしれません。そう考えると、三郎じいさんは物語の始まりを作った人物であり、その影響ははかり知れないと言えそうです。ちなみに三郎爺さんについては、「あまりの迫力に最初は三郎爺さんが黒幕だと思った」「鬼や鬼狩りに詳しいし、元鬼殺隊かも?」など、裏設定を疑う「黒い噂」が出たこともありました。
続いてのキーパーソンはアニメオリジナル(以下、アニオリ)での登場となった「炭治郎の祖母」です。原作マンガでは彼女の姿は描かれず、「うちの婆ちゃんも死ぬ前に同じこと言ってたな……」という文章だけのひとコマでした。ところがTVアニメでは、その言葉に合わせて縁側で祖母が幼い炭治郎をひざに抱く回想シーンがアニオリとして描かれています。
『鬼滅の刃』のアニオリには「原作の行間を埋め、世界観を補完し説得力を高めるもの」という特徴があることを考えると、このシーンにも大切な意味があるのでしょう。祖母が登場するのは、10秒にも満たないシーンですが、「炭治郎の中に鬼という存在が幼い頃からあった」ことが印象づけられ、三郎じいさんの鬼の話をただの「迷信」から「不吉な予感」へと変える影のキーパーソンと言えるかもしれません。
「我妻善逸」にしつこくまとわりつかれ、求婚されていた女性もキーパーソンのひとりです。この場面での涙と鼻水にまみれた善逸の姿はコミカルですが、「臆病で情けない」けれど「誰かに必要とされたいと願っている」という、善逸という人物の核心に迫っています。この女性は、主要キャラクターのひとりである善逸の人物像を一瞬で際立たせた重要な存在とも言えるでしょう。
鬼殺隊を支援する「藤の花の家紋の家」のおばあさん「ひさ」は、鼓屋敷の戦いで傷ついた炭治郎たちを迎え入れ、世話をした人物です。清潔な着物や天ぷらを用意し、その優しさに野生児の「嘴平伊之助」は「ほわほわ」しました。そして、彼女が「いつの間にか背後にいたこと」に驚いた伊之助は、「殺気や害意を出さずに近づければ気づかれない」ことに気付いたのです。
この体験がのちに炭治郎が猗窩座と対峙した際の戦いのヒントになりました。戦いとは無関係に思えたひさですが、物語を大きく動かすキーパーソンであることは疑いようがありません。
『鬼滅の刃』では、派手な戦いの裏側で、名もなき多くの人びとが物語を支えています。あなたの気になるキーパーソンは誰ですか?
(山田晃子)