特撮の記事一覧
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おなじみ「バルタン星人」の大きな変遷。「幻の作品」から人間味あふれる設定に
2020.02.16ウルトラマンを知らない人でも知っている宿敵「バルタン星人」ですが、その設定や描写は21世紀にかけて大きく進化してきました。生みの親である飯島敏宏監督の未映像化脚本『ウルトラマン バルタン星人大逆襲』を手がかりに、その変遷をたどっていきます。
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「ゴジラ」と「自衛隊」は親密な関係? やられ続けた60年、そこには戦略と成長も
2020.02.031954年の公開から、根強いファンを持つ「ゴジラ」シリーズの第1作から登場し続け、「やられ役」としてのイメージの強い自衛隊ですが、実はやられてばかりではありませんでした。「自衛隊」を通してゴジラを観ると、いっそう作品を楽しむことができるのです。
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ウルトラマンにもあった「お蔵入り」映画。中止につぐ中止も、その「魂」は生き残り…
2020.02.022020年の元旦に、かつて製作中止となった特撮映画『大群獣ネズラ』の舞台裏を描く、『ネズラ1964』の製作が発表されましたが、円谷プロダクションのウルトラシリーズにも、実現しなった企画が数多く存在します。それらの「製作中止」の後を追っていくと、製作者の諦めない熱意や試行錯誤を感じられるエピソードが見えてきます。
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1977年放送『快傑ズバット』 打ち切りの理由は「視聴率が良すぎたから」
2020.01.291977年に放送された特撮ヒーロー番組『快傑ズバット』は、主演の宮内洋氏の熱演により人気となりました。ところが、当初1年続くはずが32話で打ち切りの憂き目にあってしまいます。今なお語り継がれる、けれん味あふれる作品の思い出を語ります。
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みんな大好き「列車ロボ」、スーパー戦隊での活躍はいつから? 登場には「ある法則」も
2020.01.26『新幹線変形ロボ シンカリオン』などをはじめ、映像作品で人気を集めている列車型の巨大変形ロボットは、特撮ヒーロー作品“スーパー戦隊シリーズ”にも登場していますが、シリーズ全体から見ると登場例は少なめ。ですが、近年の作品では登場パターンに法則性も感じられ、最新作『キラメイジャー』に登場の可能性も考えられます。
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『仮面ライダーゼロワン』放送開始から5か月 見えてきた「映し出されるもの」
2020.01.262019年9月1日(日)から放送されている、特撮TVドラマ『仮面ライダーゼロワン』。令和初となる『仮面ライダー』の放送開始から、約5か月が経ちました。『仮面ライダーゼロワン』が映し出すのは「人間とAIの共存」だけではありませんでした。
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『ワイルドアームズ 2nd』 ハンパない「特撮パロディネタ」からあふれる熱さ
2020.01.251999年の秋に誕生したプレイステーション用ソフト『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』は、モニタ前のユーザーに”英雄のあり方”について強く問いかけました。本作には開発スタッフの趣味からか、特撮作品に端を発するパロディネタが数多く盛り込まれています。
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「怪獣使いと少年」には救いがあった!『帰ってきたウルトラマン』がたどり着いた境地
2020.01.20多数の特撮作品を手掛けた脚本家の上原正三氏が2020年1月2日に亡くなりました。上原氏が手掛けた脚本のなかでも、伝説となっているエピソードが、『帰ってきたウルトラマン』第33話「怪獣使いと少年」でした。子供向けの番組としては厳しい内容で賛否を呼びましたが、後年のシリーズ作で「救い」となるエピソードが作られていました。
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特撮世界にもあった「忠臣蔵」? 怪獣やスーパー戦隊に取り入れられた絶妙さ
2020.01.19「忠臣蔵」といえば、かつて年末の風物詩で、誰もが知っている物語のひとつであり、さまざまな映像作品のモチーフとなっていますが、特撮作品においても、独特の「忠臣蔵」作品が作られていました。
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ウルトラシリーズの人気者? 2020年の刺客「ケムール人」 その謎めいた魅力とは
2020.01.111966年の特撮テレビドラマ『ウルトラQ』では、「2020年からやってきた」という設定の宇宙人「ケムール人」が登場。暗闇での活躍や白黒映像とあいまって謎めいた魅力を放ち、のちのウルトラシリーズ作品にもたびたび登場する人気キャラクターとなりました。