『初代』プレイヤーが『ポケモンSV』で驚くこと 「手間省かれすぎ?」設定の進化がスゴい
「そらをとぶ」も標準装備されているが、とことん迷うのも『初代』以来?

●Yボタン「空を飛ぶ(ワープ)」が初期実装されている
近年の『ポケットモンスター』はフィールド移動に、「ひでんわざ」を必要としません。『サン・ムーン』ではリザードンが、『剣盾』ではアーマーガアの「そらとぶタクシー」が移動手段を担っていたため、「ひでん要員」を用意する必要もありませんでした。
タマムシシティの左奥まで「いあいぎり」を使い、ひでんマシンをもらいに行かずとも、冒険序盤からワープすることができてしまいます。
●だけど迷う! 今どこにいるのか、何がしたかったのか、サッパリ分からない!
手間や不便さの改善はシームレスさを追求するオープンワールドゲームの命題でもあるでしょう。ましてや本作の目的は「宝探し」です。プレイヤーがゲームを起動してすぐに「やりたいこと(収集・育成・攻略)」へ移行できるゲームシステムの配慮や進化としてとらえることもできます。
しかしながら、以上の利便性をもってしても、とにかくプレイヤーを「迷わせる」ことこそ、『ポケモンSV』ひいては「ポケットモンスター」シリーズの特徴とも言えるのではないでしょうか。
ドーナツ状のマップが特徴的な「パルデア地方」では、たとえば特定のジムリーダーに挑もうとしても、まっすぐ、ポイントまでたどり着くことができません。フィールド上に散見される珍しいポケモンやドロップアイテム、テラスタル結晶が空に放つ光の柱に気を取られている間に、当初の目的を忘れてしまうことも少なくないのです。
よしんばジムにたどり着こうにも「誰で挑もうか」選択肢は無限大です。ニャオハのレベルが上がって進化すれば、「立つ」かも「立たない」かもしれません。熱烈なファンだとしても、発売直前まで姿も名前も知らなかった新ポケモンで6体を構成できる機会はあまりありません。歴代の相棒の枠を残すかどうかも悩みどころです。
利便性を追求し、さらに「戦闘アニメのカット」や「片手操作」など、これまでのシリーズでは「当たり前」であった要素を排除する取り組みがされている『ポケモンSV』は、とことんポケモンと冒険に向き合う作品に仕上げられているようにも考えられます。
『ポケモンSV』は、シリーズに通底する「自分で選択する面白さ」に突出した進化を遂げたのかもしれません。
※本文の一部を修正しました。(2022.11.25 17:00)
(ツナカン)




