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「もうひとつのスター・ウォーズ」3作品。創造主ルーカスは認めないが面白さは倍増?

マスクに隠された「暗黒卿」の怒りと悲しみ

映画『I AM YOUR FATHER アイ・アム・ユア・ファーザー』DVD(インターフィルム)
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 ところが、第2作『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』(1980年)、第3作『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』(1983年)と進むにつれ、SWの生みの親であるジョージ・ルーカスとの間に軋轢が生じるようになったのです。

 プラウズには俳優としてのこだわりがあり、ダース・ベイダーの声が別の俳優(ジェームズ・アール・ジョーンズ)に吹き替えられていることに不満を感じていました。また『ジェダイの帰還』のクライマックスで、ベイダーがマスクを脱ぐシーンを、やはり別の俳優(セバスチャン・ショウ)が演じたことに大きなショックを受けます。そのことをプラウズは知らされていなかったのです。

 一方のジョージ・ルーカスも、プラウズを好ましく思っていませんでした。『ジェダイの帰還』の公開前、ダース・ベイダーが死ぬというスクープ記事が出回り、情報源はプラウズだとその記事には書かれていたからです。この事件をきっかけに、ルーカスとプラウズの間には大きな溝ができてしまい、やがてプラウズはSWのキャストが集合する公式なイベントには呼ばれなくなってしまいます。

『アイ・アム・ユア・ファーザー』のマルコス・カボタ監督はSWシリーズの大ファン。プラウズだけでなく、SWの関係者も熱心に取材して回り、2人の間に起きた軋轢の真相を探っていきます。両者の間には、思い込みや誤解もあったようです。マルコス監督はこのドキュメンタリーの最後に、SWファンをホロリとさせるようなサプライズ演出を用意しています。

 SWシリーズを通してダース・ベイダーと息子ルーク・スカイウォーカーとの確執を見守ってきたファンにとっては、SWの生みの親である創造主ルーカスといちばんの人気キャラであるダース・ベイダーを演じたプラウズとの関係が今後どうなるのかも気になるところです。

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