「なんというオチ」「きつ過ぎる」 アニメ映画が観客に与えたいろんな「トラウマ」
え? 国民的RPGの映画でまさかのオチ
●『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』

国民的RPGシリーズの1作『ドラゴンクエストV』をベースにした、3DCGアニメ映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は2019年に公開されました。基本的には王道冒険ファンタジーで、残酷描写もありませんが、物語の最後に仕掛けられたどんでん返しによって、衝撃を受けたファンも多かったようです。
冒頭から『ドラクエ』シリーズでおなじみのすぎやまこういち氏による音楽の流れるなか、父親である「パパス」との別れ、奴隷生活、モンスターの仲間、花嫁候補である「ビアンカ」と「フローラ」の選択など、『ドラゴンクエストV』をプレイしたことがある方なら、懐かしさに涙腺を刺激される内容が続きました。3DCGで描かれたファンタジー世界の美しさも想像以上で、素晴らしい没入感を体験できます。
しかし、主人公たちがパパスの仇を激闘の末に倒したタイミングで、ラスボスである「ミルドラース」に擬態した「コンピュータウイルス」を名乗る存在が現れたのです。そして、この映画が、VRゲームとしてリメイクされた『ドラゴンクエストV』をプレイしている、現実の人間の物語だったことが明かされます。
さらに、このウイルスは「これはただのゲームだ」「大人になれ」と訴えかけてくるのです。この展開は、すでに大人になっており、懐かしさを求めて映画を観にきた観客にショックを与え、「そんなことは分かってる」「現実に戻さないで」「思い出が壊された」など、公開以来、多くの否定的な意見が聞かれます。
もちろんそのまま主人公が現実に戻る、というようなことはなく、ちゃんとミルドラース(ウイルス)を倒すのですが、終盤の展開が原因で『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の評価は芳しくないものとなりました。「当時ドラクエ5やってた世代は涙腺崩壊する場面が多数あると思う これから観る方へのアドバイス ゲマ倒したらすぐ鑑賞をやめること」「前半めっちゃ面白かった! テンポもいいし、ドラクエを3Dで再構築した映像がハマってた。でも衝撃のラストはトラウマ級」「ラストは子供が観たらトラウマものかもしれないが、大人向けのSFとして観ればいい」など、褒めるにしてもラストについては苦言が出てしまっています。
『ドラゴンクエストV』を未プレイの方や、メタ作品だと割り切れる方は、『ドラゴンクエストV』の映画として観ない(プレイしている人の物語として観る)ことを前提に、各種配信サイトで視聴してみてはいかがでしょうか。
(SU_BU)









