【漫画】記者会見で、手話通訳の人がマスクを付けていない! 妻の気付きに夫がひと言
新型コロナウイルス感染症に伴う、さまざまな記者会見が、日々行われています。マスクを付けた人たちのなかで、手話通訳士だけが付けていません。それに気が付いた妻に対し、夫が理由を説明しました。
マスクを付けた人たちによる記者会見で…
新型コロナウイルス感染症に伴う、さまざまな記者会見が、日々行われています。
イラストレーターのぷちめいさん(@puchimei_twi)も、妻とテレビで会見を見ていました。会見の場には、マスクを付けた人たちが。ところが、手話通訳をする人だけがマスクを付けていません。
それに気が付いた妻は「予防しないと危ない!」と声をあげます。しかし、夫のぷちめいさんは「あれは違うんだよ」と理由を説明しました。
多くの反響があった作品について、ぷちめいさんにお話を聞きました。
ーーイラストレーターとしてご活躍中のぷちめいさんが、マンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
イラストだけでは伝わりづらいエピソードや、その時の感情を表現するために、マンガに挑戦しました。
ーー『今日テレビを観て夫婦で話し合った事…。』についてお伺いします。このエピソードをマンガにしようと思った理由を教えて下さい。
マンガの通り、テレビを見ながら妻と話していて、「耳が聞こえない方々の事情を知らない方が妻以外にもいるかもしれない」と思い、マンガにしました。
また、Twitterでも触れましたが、大学の手話サークル時代の仲間や先輩後輩たちが、肩身の狭い思いをしていないか心配で、このマンガを描かせていただきました。
ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
実際に耳が聞こえない方々から、「私たちの抱える悩みについてわかりやすく世間に伝えてくださりありがとうございます」と感謝の気持ちをいただいたことです。
私は大学時代に福祉(耳の聞こえない方や目の見えない方も通われていました)からたくさんのことを学んだ身なので、「私のほうこそありがとうございます」という気持ちです。
ーーこれまでTwitterで公開された作品のなかで、ご自身が気に入っているものや反響が大きかったものを教えて下さい。
以前ヘルプマーク(ヘルプカード)についてのマンガをTwitterに載せたのですが、その時も「知らなかった」「教えてくれてありがとう」と反響が大きかったです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
まず第一に、誰かが不快な気持ちにならないようにと心がけています。
また、言いたいことがきちんと伝わるように、表現の一つ一つに気を配っています。今回の件もそうなのですが、私自身の力は本当にちっぽけなもので、読んで拡散してくれる方々のおかげで、より多くの人に伝えることができました。
今後もその気持ちを忘れず、何か少しでも世の中に恩返しできるようなイラスト・マンガを発信し、活動していきたいと思います。
(マグミクス編集部)