衝撃の「肉体派」キャラを演じた俳優たち 鍛えてるけど一部だけ「柔らかそう」
毎年数多くのマンガが実写化され、2025年も多くの作品が公開予定です。これまでの実写版のなかには、作中に登場する強烈なキャラをイケメン俳優が演じ、まさかのシーンを連発して原作ファンや視聴者を驚かせたものもありました。
イケメン俳優が演じたまさかの強烈キャラ

マンガの実写作品において、各キャラのキャスティングと再現度は重要なポイントであり、原作ファンも期待を寄せています。なかには「誰にも演じられない」と思われた役に挑み、称賛された俳優もいました。
●『HK/変態仮面』鈴木亮平
「週刊少年ジャンプ」で連載されていたギャグマンガ『究極!!変態仮面』(作:あんど慶周)は、鈴木亮平さん主演で2013年に実写映画化されました。
鈴木さん演じる正義感が強いものの喧嘩が弱い主人公「色丞狂介(しきじょう きょうすけ)」は、女性モノのパンティーを被ると超人的な能力を持つヒーロー「変態仮面」に変身するという秘密を持っています。
変態仮面はパンティーの股間部分が鼻と口をおおい、パンツ一丁に網タイツという強烈な格好で、その姿のまま敵と戦うシーンが描かれました。さらに、彼は局部に刺激を与えることでパワーアップする設定があり、鈴木さんはパンツを肩まで引き上げてクロスさせ、尻を丸出しにしながら戦う姿も披露しています。
鈴木さんの思い切った演技は原作ファンからも称賛され、役作りのために鍛え上げつつ、お尻のプリンとした質感は残した肉体も、大きな見どころとなりました。
●『銀魂』中村勘九郎
人気マンガ『銀魂』(著:空知英秋)は、2017年と2018年に実写版の映画が2作公開されました。小栗旬さん、菅田将暉さん、橋本環奈さんなど豪華なキャストが話題となるなか、特に異彩を放っていたのが、「真選組」局長「近藤勲」を演じた中村勘九郎さんです。
原作の近藤は裸になるシーンが多く、実写版でもその特徴がしっかりと再現されていました。中村さんは、序盤で黄金のカブトムシを捕まえるため、ふんどし一丁で全身にハチミツを塗るという衝撃的な姿を披露しています。さらに、「土方十四郎(演:柳楽優弥)」や「沖田総悟(演:吉沢亮)」と真剣な会話を交わすシーンでは、全裸で素振りをするという強烈な演技を見せました。
格式高い歌舞伎俳優の立場でありながら、ここまでの破天荒キャラを全力で演じた中村さんには、「最初細いかと思ったけど、原作のゴリラ感が出ててハマり役だった」「ここまで振り切れるとは思わなかった」「国宝に何やらせてんだ」「ちゃんとカッコいい近藤さんも演じてくれてありがたい」と、絶賛の声があがっています。ちなみに、中村さんは近藤をリスペクトするあまり、現場では前貼りもせずに素振りシーンを演じたそうです。
●『KAPPEI カッペイ』山本耕史
世界の終末に備えて修行を続けてきた「終末の戦士」たちが、突如として東京の普通の社会に放り出される姿を描いたマンガ『KAPPEI カッペイ』(著:若杉公徳)は、2022年に実写化されました。本作には伊藤英明さんや小澤征悦さんなどの豪華で濃い俳優が出演し、熱量たっぷりの演技を披露しています。
なかでも山本耕史さんは、終末の戦士のひとり「正義」を演じ、胸元までしかないシャツに加え、股間に馬の顔をつけた短パンというインパクト抜群の姿で街を歩くなど、クセの強いキャラをしっかり再現していました。
拳法の達人である正義は、「勝平(演:伊藤英明)」との戦闘シーンで、自ら尻を叩いて力をためる技「無戒殺風拳・馬跳流(ばちょうりゅう)」を繰り出し、色白で美しいお尻まで披露しています。大河ドラマ『新選組!』の土方歳三役などクールなイメージも強い山本さんのまさかの姿に、笑いを誘われた人も多かったようです。
(LUIS FIELD)