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『ワンピ』悪魔の実の能力者“ルフィ”はラフテルにたどり着けない? 根拠は海賊王クルーと麦わらの一味の”違い”

『ONE PIECE(ワンピース)』の物語において大きな目的は「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を見つけることです。そして、その宝が存在するとして知られる島は「ラフテル」と呼ばれています。しかし、この「ラフテル」は、すでに海底へと沈んでしまっている可能性が考えられています。

仲間に悪魔の実の能力者がいたらNG?

『ONE PIECE Log Collection “ROCKET MAN”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
『ONE PIECE Log Collection “ROCKET MAN”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

『ONE PIECE(ワンピース)』の最大の謎といえば、「偉大なる航路(グランドライン)」の最終地点「ラフテル」の所在地でしょう。そこには「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」があると言われており、もちろん、主人公「モンキー・D・ルフィ」率いる麦わらの一味も「ラフテル」を目指しています。

「ラフテル」へたどり着くために必要とされるものが「ロードポーネグリフ」です。各地に点在する「歴史の本文(ポーネグリフ)」の一種で、「ロードポーネグリフ」は世界に4つしか存在しません。4つの「ロードポーネグリフ」に書かれた地点を線で結び、その線が重なった部分に「ラフテル」が存在すると言われています。

 そのため海賊たちは「ロードポーネグリフ」(の写し)の争奪戦を繰り広げているのです。現在ルフィたちは、3つの「ロードポーネグリフ」を所持しており、残るあとひとつを求めています。

 そして、世界で唯一「ラフテル」へ到達したのはかつての海賊王「ゴール・D・ロジャー」率いるロジャー海賊団でした。

 これまでに登場したメンバーは当時の副船長であり、現在「シャボンディ諸島」でコーティング職人を営む「シルバーズ・レイリー」や、双子岬で灯台守をしていた「クロッカス」などがあげられます。元クルーの彼らは、「ラフテル」の場所を探るうえですべてを知っている重要な存在です。彼らの言動にヒントが隠されている可能性も考えられるでしょう。

 また、新たな情報として、天才科学者「Dr.ベガパンク」により、この世界はわずか100年の間に、200メートルの海面上昇が起きていると明かされました。この影響により、数多くの島や土地が海底へと沈んでしまったことでしょう。

 そして、そこから「ラフテル」も海底へと沈んでいるという説が浮上しはじめました。

 実際に、この説の根拠となりえる描写が、ロジャー海賊団の回想シーンにありました。当時、同乗していた幼少期の「バギー」が「ラフテル」への航海直前、急に高熱を出してしまい、同行を断念していたのです。見方によれば、ラフテルが海底に存在することから、「バラバラの実」を食べてカナヅチになってしまったバギーを連れて行くことができなかった、と考えられないでしょうか?

 その裏付けとして、当時のロジャー海賊団のメンバーには、公表されている悪魔の実の能力者が、ひとりも存在していません。さらに「シャンクス」率いる赤髪海賊団も、能力者として公表されたメンバーはひとりもいません。つまりシャンクスも、場所までは特定できていないにしろ、「ラフテル」には悪魔の実の能力者が入れない可能性が高いことを知っており、、自身の海賊団に能力者をひとりも入れていないと考えれば辻褄(つじつま)が合うのです。

 これらに関して「シャンクスは絶対何かつかんでいる」「バギーの高熱は違和感しかなかった!」「レイリーのコーティングは『ラフテル』へ行くため?」などの声が見られます。

 ただ、仮に「ラフテル」が海底に遭ってバギーが拒否反応を起こしたのであれば、同じく海底にある「魚人島」でルフィたちに拒否反応が出ていないことに矛盾を感じます。

 これまで多くの戦いで大活躍を果たしてきたルフィの能力が、「ラフテル」到達への枷(かせ)になってしまう可能性はあるのでしょうか?

(キジカク)

【画像】ロジャーが言った「そこ」は「底(海底)」? こちらが「ラフテル」に最も近いかもしれない場所です

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