「ずっと待ってるのに…」“長期休載中”もアニメ化・企業コラボ続き、色褪せぬ「存在感」放つ名作マンガ
作者の体調不良などによるマンガの長期休載は、仕方のないこととはいえ、ファンにとっては寂しいものです。なかには、長期間休載しているにもかかわらず、アニメ化やイベントなど新たな展開が発表されるたびに大きな注目を集め、今もなお多くのファンに愛され続けている作品もあります。
クオリティを保った最新のビジュアルに「再開の希望捨てきれない」

物語の続きを熱望するファンの声が絶えない名作のなかには、アニメ化や企業コラボで定期的に話題になる反面、原作の休載が続いているマンガが複数あります。休載から数年経ってもなお、「続き」が待たれ続ける伝説的作品をみてみましょう。
●『NANA』
矢沢あい氏による大ヒットマンガ『NANA』は、東京行きの列車のなかで出会った「小松奈々」と「大崎ナナ」が、同居をきっかけに友情や恋愛、バンド活動を通じて成長する姿を描いた群像ラブストーリーです。
少女マンガ誌『Cookie』(集英社)で2000年に連載が始まり、エッジの効いたファッションやリアルな心理描写が支持を集めました。実写映画やアニメ化など幅広いメディア展開も行われ、2000年代を代表する社会現象的な人気作といえるでしょう。
本作は矢沢氏の体調不良により、第21巻でストップ、2009年から休載が続いています。物語は、ナナと婚約者の「レン」こと「本城蓮」がケンカをした直後に急逝するという衝撃的な局面で時が止まっています。
昨今の「Y2K(2000年代)ブーム」の影響で、若い世代からも『NANA』のファッションが再注目され、「ユニクロ」や「ヱビスビール」といった大手企業とのコラボが発表されています。
ファンからは、「完結しないと私らの青春は終わらないよ」「レンが亡くなったまま物語が止まっていてつらい」「絵柄が保たれすぎていて連載再開への希望が捨てきれない」などと、連載の再開を願う声が今もなお絶えません。
●『ヒストリエ』
岩明均氏による『ヒストリエ』は、2003年より月刊誌「アフタヌーン」(講談社)で連載中の作品です。古代ギリシャを舞台に、アレキサンダー大王の書記官となる歴史上の人物「エウメネス」の激動の生涯を、圧倒的なスケールと緻密な心理描写で描く歴史マンガとして高い評価を受けています。
本作は2022年8月からの単行本準備のための休載に続き、2024年6月に岩明氏の体調不良による休載が発表され、コミックスは第12巻で止まっています。
しかし、2026年1月にはアニメ化決定が発表され、ファンの間では「密かに待ってたのでめちゃうれしい」「グロありきの作品だけどどこまで再現されるんだろう」といった声があがりました。
同時に、「このタイミングで連載再開されないかな」と期待する人もおり、アニメ化を機に原作の動向にも再び熱い視線が注がれることになりそうです。
●『BASTARD!!』
萩原一至氏によるマンガ『BASTARD!!』は、魔法と剣が支配する世界を舞台に、かつて世界支配をもくろんだ大魔法使い「ダーク・シュナイダー(D・S)」の壮絶な戦いを描いたダークファンタジー作品です。
1988年より「週刊少年ジャンプ」、後に「ウルトラジャンプ」(ともに集英社)で連載され、迫力ある魔法バトルや呪文詠唱、セクシーな描写などを圧倒的な画力で描き、多くの読者を魅了しました。
本作は、地獄に封印されたD・Sの戦いが描かれる「魔力の刻印」編の途中から休載状態となっており、コミックスは2012年に刊行された第27巻が最新刊となっています。休載理由の詳細は明かされていないものの、2022年には初のアニメ化を果たし、2023年には第2期も配信されました。
令和に入った現在も、「ノベライズして文章だけでも連載してほしい」「連載が続いていればそのうちアッと驚く展開が来そうで気になる」といった声があがっており、今なお再開を待ち続けるファンが多い作品です。
(LUIS FIELD)

